【有馬記念・厩舎直送】当舞台2戦2勝のブローザホーンは状態上向き 「今季一番かな」
[GⅠ有馬記念=2024年12月22日(日曜)3歳上、中山競馬場・芝内2500メートル] 2020年クロノジェネシス以来となる、同年宝塚記念勝ち馬による有馬制覇を目指すブローザホーン(牡5・吉岡)。近2走(GⅡ京都大賞典11着、GⅠジャパンC12着)は冴えない成績に終わっているが、明らかに状態が上向いている今回は、反撃のシーンがあっても不思議ではない。 「中間は少しトモの筋肉がパンプアップ。意識的に体を大きく使えるように乗り込んできました。状態は今季一番かな。前向きさが出ているし、有馬に向けてきっちりと仕上がりました」 田嶋助手が胸を張って言い切る。今回は全7勝を挙げる右回りで、中山芝2500メートル戦は2戦2勝。馬場状態が強い追い風になったとはいえ、宝塚記念でドウデュースなどの強豪を撃破しているように、底力は確かだ。 「東京コースでヨーイドンの競馬は厳しいですね。中山のコース形態は合っていると思います。この馬の強みはどんな馬場でも同じ脚を使えるところ。〝普通のGⅠ〟みたいにペースが流れてくれれば」と同助手は前向きな姿勢だった。
東スポ競馬編集部