【陸上】プーマが長野・菅平に学生駅伝選手向けリカバリー施設を期間限定オープン、前年の2倍以上の1000人近くが利用
「ランニングのプーマ」「陸上のプーマ」のイメージ拡大
プーマはここ数十年、サッカーやカジュアルスニーカーを中心としたスポーツブランドというイメージが強かった。しかし、「もう一度、ランニング業界で戦っていく」という戦略をグローバルで掲げ、2021年から高性能ランニングシューズを相次いで発売している。 陸上競技においてはウサイン・ボルトが輝かしい実績を挙げたジャマイカのナショナルユニフォームを長年担ってきたが、近年はヨーロッパやアフリカの国々も数多くサポート。また、有望な長距離ランナーやトラック&フィールド種目の超一流アスリートとも次々に契約し、「ランニングのプーマ」、「陸上のプーマ」のイメージ拡大に努めている。
箱根駅伝を軸にランニング市場をさらに強化
日本においては箱根駅伝を最大のイベントとして捉え、学生長距離ランナーに向けたマーケティングにより注力。2023年の箱根駅伝ではパートナーシップを締結している立教大学が55年ぶりの出場を果たし、今年の大会では新たにパートナーシップ契約を結んだ城西大学がチーム過去最高の3位を占めて注目を集めた。 また、2021年の箱根駅伝ではゼロだったプーマのシューズ着用者は、2022年に1人、2023年に7人、そして今年は20人と一気に拡大。この数字こそプーマが持つテクノロジーへの信頼性が選手たちに伝わっている証で、レーシングモデルは反発性が高いのに軽量で、なおかつ安定性もあることで人気が高まっている。 今後も製品の「独創性」やランニング市場における「本気度」をさまざまな施策で広めていこうとしており、「PUMA RUNNING HOUSE SUGADAIRA」での選手サポートもその一環。 学生ランナーへのマーケティングを軸にしながら、箱根駅伝に憧れる高校生、実業団選手へのサポートも強化。この秋冬は、プーマのシューズやウエアを着用して主要駅伝やマラソンに出場するランナーがさらに増えて行きそうだ。
月陸編集部