ブルース・スプリングスティーン、引退の噂を否定「辞めるわけがない」
ブルース・スプリングスティーンが、フェアウェル・ツアーの噂を打ち消した。50年以上にわたりロック界の重鎮であり続ける伝説のロッカーは、現地時間2024年8月23日に米フィラデルフィアのシチズンズ・バンク・パークで行った公演で、引退が間近に迫っているとの噂は真実からほど遠いことを強調した。 熱狂的な観客の前でスプリングスティーンは、おなじみの粋な口調でフェアウェル・ツアーの噂を一蹴した。彼は、「俺たちはファッキン50年もやってきたんだ。辞めるわけがない!フェアウェル・ツアーなんてくだらないものはやらない!ジーザス・クライスト!Eストリート・バンドにフェアウェル・ツアーなんてない!」と宣言し、「何にフェアウェル(さよなら)なんだ?俺の名前を叫んでいる1,000人の観客か?いい加減にしてくれ。俺はどこにも行かないぞ!」と続けた。 この発言は、現在行われているスプリングスティーンとEストリート・バンドのツアーが長引いていることへの憶測に対する回答としてなされた。フィラデルフィア公演は現在進行中の北米ツアーの一環で、スプリングスティーンは昨年消化性潰瘍と闘病するなど、いくつかの困難を乗り越えて米国と欧州で公演を行ってきた。 フェアウェル・ツアーの噂が飛び交う中、ギタリストのスティーヴン・ヴァン・ザントも最近、「正直なところ終わりは見えない、特に欧州ではこれまで以上に人気が高まっていますし。 これからもずっと毎年夏にツアーができると思いますよ」と語り、解散の可能性を否定した。