角田裕毅、ハンガリーGP予選Q3で痛恨クラッシュ…VCARB幹部は「決勝に向けクルマを準備できる」修復可能と言及&決勝でのW入賞に意欲|F1
ハンガリーGP予選Q3では、角田裕毅がターン5でクラッシュを喫してしまった。ビザ・キャッシュアップRBの幹部が、決勝に向けてのマシン修復について言及している。 ●【動画】予選Q3残り2分、ラストアタックに出ていた角田裕毅がターン5出口で痛恨のクラッシュ VCARB勢はハンガロリンクで上位勢に次ぐ位置でのラップペースでの周回を見せ、角田裕毅、ダニエル・リカルドはQ1、Q2を勝ち上がり、そろって予選Q3進出を果たした。 予選Q3のラストアタックでは、角田が自己ベストペースでセクター1区間を通過したものの、ターン5ではオーバースピード気味にアウト側に膨れたこともあり、タイヤが芝生にはみ出したことからそのままアウト側のウォールに当たるクラッシュとなってしまった。 これで予選Q3は残り時間2:13でレッドフラッグとなってしまう。再開後にタイムを更新できたのは、角田を0.030秒上回ったリカルドのみで、リカルドが予選9番手、角田が予選10番手という結果に終わっている。
VCARBの車両パフォーマンス責任者、ギヨーム・デゾトゥー氏は、角田のマシン状況について説明しつつ、FP3~予選と続いた土曜日のセッションをこう回顧している。 「FP3ではとても生産的なデータ収集ができた。特に、金曜のFP2ではユウキが(サスペンションの問題により)ほとんど走れなかったからね」 「予選に向け重点を置いたシンプルなセッションで、2台のクルマは金曜に見せた良いパフォーマンスを継続できていることも確認できた」 土曜日予選は小雨交じりだったこともあり、アタックの判断が難しかったとも振り返っている。 「予選は確かに簡単なものではなく、緊張感が漂うような状況だった。コースのあちこちで小雨が降るような、湿った路面でスタートした」 「でも路面は急速に乾いていったし、セッションの最初からスリックタイヤで走行することができた。Q1は好調だったし、2台とも余裕でQ2に勝ち進んだ」 「特にダニエルは赤旗後(セルジオ・ペレスのクラッシュで予選Q1は赤旗になった)トップでQ1を終えることができたからね」 「Q2では我々のペースが良かったと証明された、ユウキとダニエルはそれぞれ8番手と9番手でQ2フィニッシュとなり、そろってQ3に進むことができた」
【関連記事】
- ●ハミルトンが3年ぶりF1優勝!難しい天候を味方に地元イギリスGPで通算104勝…フェルスタッペン&ノリス表彰台、角田裕毅4戦ぶり入賞P10も今季総合12位に転落|F1
- ●角田裕毅が『F1』公式によるイギリスGPパワーランキングで8番手評価!「難しい天候の中、クルマの性能を最大限に発揮しようとした」|F1
- ●2025年のF1は今季と同様24戦中6戦でスプリントレースを実施…中国、マイアミ、ベルギー、アメリカ、ブラジル、カタールが該当|F1
- ●2026年ルノーPU撤退の場合、複数チームにホンダはPU供給可能か…元ホンダ浅木泰昭氏「やれと言われりゃ、やると思う」PU開発側の苦難に提言も|WEDNESDAY F1 TIME
- ●2024 F1日程・カレンダー・スケジュール|F1