VCARB幹部「ユウキのクルマに何が起こっているのか…」角田裕毅のSQ1敗退にチーム首脳陣も驚き…決勝までの改善を模索|F1
2024年の第21戦サンパウロGP金曜日のセッションを終え、VCARB幹部がスプリント予選でSQ3進出8番手、SQ1敗退18番手と明暗分かれたリアム・ローソン&角田裕毅について言及している。 【動画】「これはどうなんだ!?」角田裕毅、思うようにタイムを伸ばせず18番手でSQ1敗退 角田はSQ1で十分な手応えを感じていたようだが、SQ1では18番手とラップペースが上がらず、SQ2進出を逸する。一方でローソンはSQ1、SQ2と勝ち上がり、SQ3で8番手と大躍進を見せた。 スプリント予選終了後、VCARBのレーシングディレクターである重鎮アラン・パーメイン氏はチーム公式メディアを通じて「クルマ全体として良い結果と悪い結果が混在した一日だった。リアムにとっては非常に良い一日だったと思うし、SQ3に進出できたことを祝福したい」と語っている。 その一方、パーメイン氏から見ても角田のSQ1脱落は驚きだった模様だ。 「60分のFPを終えた時点では、両ドライバーともマシンの出来に満足していた。午後のセッションで良い仕事をする自信があっただけに、ユウキのクルマについては何が起こっているのかしっかり確認したい」 角田のVCARB 01が、何らかのトラブルを抱えているのではないかと慎重な姿勢を示した。 「何らかの理由で、ユウキはSQ1で望んでいたクルマを手にすることができずに18番手で終了してしまった」
「パルクフェルメ下でクルマにできる作業は限られているけれど、FPとSQ1の間に行ったセットアップ変更がすべて正しいことを確認するため、しっかりデータを確認したい」 角田はインテルラゴスと相性が良く、昨季2023年のスプリントレースでは終盤にルイス・ハミルトンとの激戦を制して6番手フィニッシュ。決勝では9位でチェッカーを受けた。2021年のスプリントフォーマット開始以降、スプリント&決勝の両方でポイントを獲得したのは、アルファタウリ(現VCARB)としてこの時の角田が初だった。 パーメイン氏が語ったように、角田のマシンにどのような問題が発生しているのか。そして土曜日と日曜日に向けてどのような修正ができるのか注目したい。