今年もご近所さんが「電飾」を飾っています。例年はハロウィンからクリスマスまで飾っているのですが、2ヶ月でどのくらいの電気代がかかるのでしょうか?
冬の楽しみといえばイルミネーションです。家の中に飾れば子どもたちが喜び、イベント気分を盛り上げられます。外に設置すれば、華やかになりご近所にも喜ばれるでしょう。 しかし、気になるのが電気代ではないでしょうか。物価の上昇が続く中で、電気代が高くなるようなら、イルミネーションの計画を考え直す必要があるかもしれません。 本記事では、電飾(イルミネーション)にかかる電気代と節約のコツ、注意点について解説します。 ▼エアコンを「10時間」つけっぱなしだと、電気代はいくらかかる? 電気代を抑える方法も紹介
電飾(イルミネーション)にかかる電気代
製品によって異なりますが、一般的な100球LEDイルミネーションの消費電力は6~10W程度です。 電気代は、以下の計算式で求めることができます。 ●イルミネーションの電気代=(消費電力÷1000)× 1日の使用時間×月間点灯日数×電力量料金(kWh) 例えば、100球LEDイルミネーションの消費電力が6Wで、1日4時間、月に20日間点灯した場合の電気代は、以下のようになります。 ※電力量料金は、全国家庭電気製品公正取引協議会の目安単価31円/kWhを使用します。 ●(6W÷1000)×4時間×20日×31円/kWh=約14.8円 同じ条件で2ヶ月間(40日間)点灯させた場合の電気代は、以下のとおりです。 ●(6W÷1000)×4時間×40日×31円/kWh=約29.7円 図表1は、1日4時間、月に20日間点灯させた際の、消費電力ごとの電気代の目安です。 【図表1】
※筆者が独自に作成したものです。 ※実際の電気代とは異なる場合があります。 図表1のとおり、イルミネーションの消費電力が6~10Wの場合、1日4時間、月に20日点灯させても、電気代はそれほど高くありません。 ただし、使用する製品によって電気代は変動するため、飾り付けを行う前に電気代のシミュレーションをしておくと安心です。
電飾(イルミネーション)の電気代を節約するコツ
イルミネーションの電気代を節約するコツは、以下のとおりです。 ・LEDを利用する ・適切な設置量と点灯時間を設定する イルミネーションの電気代をおさえたいなら、LEDを検討してみましょう。製品によりますが、白熱電球と比べて電気代が5分の1以下になることもあります。 また、イルミネーションの量が多かったり、点灯時間が長くなると電気代が高くなったりするため、設置量や点灯時間が適切かどうかを確認することで、無駄な電気代を削減できる可能性があります。