F1第16戦、今季欧州での最後のグランプリは混戦模様?【イタリアGPプレビュー】
昨年2023年はレッドブルが圧倒的な速さで1-2フィニッシュ
昨年2023年のイタリアGPでは、ポールシッターのカルロス・サインツ(フェラーリ)がレースをリードしてティフォシたちを熱狂させたが、フェルスタッペン(レッドブル)は15周目にトップに立つとあっさりとその差を広げ、危なげなくそのまま逃げ切って10連勝でシーズン12勝目をあげた。 また2位にもチームメイトのセルジオ・ペレスが入り、レッドブルが圧倒的な速さを見せつけることにもなった。 3位争いは2台のフェラーリの間で繰り広げられ、シャルル・ルクレールが接触ギリギリまで攻め立てるも、サインツが逃げ切って表彰台を獲得している。
【参考】2023年F1第15戦イタリアGP決勝 結果
1位 1 M.フェルスタッペン(レッドブル・ホンダRBPT) 51周 2位 11 S.ペレス(レッドブル・ホンダRBPT)+6.802s 3位 55 C.サインツ(フェラーリ)+11.082s 4位 16 C.ルクレール(フェラーリ)+11.508s 5位 63 G.ラッセル(メルセデス)+18.294s 6位 44 L.ハミルトン(メルセデス)+38.903s 7位 23 A.アルボン(ウイリアムズ・メルセデス)+45.080s 8位 4 L.ノリス(マクラーレン・メルセデス)+45.212s 9位 14 F.アロンソ(アストンマーティン・メルセデス)+46.370s 10位 77 V.ボッタス(アルファロメオ・フェラーリ) +64.764s ────────────── 12位 40 L.ローソン(アルファタウリ・ホンダRBPT)+70.638s リタイア 22 角田裕毅(アルファタウリ・ホンダRBPT) ファステストラップ 81 O.ピアストリ(マクラーレン・メルセデス)
タイヤを供給するピレリは、イタリアGP開幕を前に「 ここモンツァでは、チームは可能な限り空気抵抗を減らして最高速度を優先します。ただ、ブレーキング時の安定性とトラクション、高速コーナーでの横方向の負荷にも注意が必要です。イタリアGPには昨年と同じ、もっとも柔らかい3種類のコンパウド(ハード=C3、ミディアム=C4、ソフト=C5)を供給します。このトラックはピットストップに要する時間が長いため、理論上は 1 ストップ戦略が最も速いことになるでしょう。昨年のレースでは硬いコンパウンドが機能しましたが、今年はトラックが完全に再舗装されたたため、どうなるかはフリー走行を見るまで確かなことは言えません。新しく敷かれたアスファルトの場合、通常、路面は滑らかで、色が濃くなっています。色が濃いと高温になりがちで、路面温度が50°Cを超えることもあります。また、新しい路面でグリップが向上するはずですが、今回はサポートレースが多いので、週末を通じて路面の進化はさらに大きくなるでしょう」と分析している。 さて2024年はどんなレースとなるのか。第16戦イタリアGPは8月30日13時30分(日本時間20時30分)から始まるフリー走行で開幕する。
2024年F1第16戦イタリアGP タイムスケジュール
フリー走行1回目:8月30日13時30分~14時30分(日本時間20時30分~21時30分) フリー走行2回目:8月30日17時~18時(日本時間24時~25時) フリー走行3回目:8月31日12時30分~13時30分(日本時間19時30分~20時30分) 予選:8月31日16時~17時(日本時間23時~24時) 決勝(53周):9月1日15時~(日本時間22時~)
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