第93回選抜高校野球 組み合わせ抽選会 広島新庄、長野・上田西と 第4日第3試合 /広島
<センバツ2021> 第93回選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高校野球連盟主催)の組み合わせ抽選会がオンラインで23日に開かれ、広島新庄は大会第4日の第3試合で初出場の上田西(長野)と対戦することが決まった。初戦まで1カ月を切り、大可尭明(おおかたかあき)主将(2年)は「粘り強い相手だが、勝ちたい」と意気込んだ。【中島昭浩】 ◇気持ち新たに 昨秋の中国地区大会で初優勝を飾った勢いもそのままに、広島新庄は投打に磨きをかけている。甲子園で迎える初戦の相手が、昨秋の北信越地区大会で強豪の星稜(石川)を降して準優勝した上田西と決まり、大可主将は口を真一文字に結んで気持ちを新たにした。 32校が参加する第93回大会は3月19日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で開幕する。広島新庄は2年連続3回目の選出で、上田西との1回戦は順調ならば3月22日午後2時20分から。 ……………………………………………………………………………………………………… ◇上田西 チーム打率4割超 北信越地区大会準決勝で星稜(石川)を破りセンバツ初出場。昨秋の公式戦チーム打率は出場校中唯一の4割超えで、笹原操希(2年)と柳沢樹(2年)を中心に畳み掛ける。左腕エースの山口謙作(2年)は高い制球力と切れ味鋭い変化球で打者を幻惑する。吉崎琢朗監督は就任から1年余で同校を初のセンバツに導き手腕が注目される。野球部は1960年の学校創立と共に創部された。甲子園は2013年夏と15年夏の2回出場で、今大会は初の甲子園2勝を目指す。