【MLB】フィリーズ劇的勝利で1勝1敗に 9回裏カステヤノスがサヨナラ打 メッツ驚異の粘りも及ばず
地区シリーズ第2戦【メッツ6-7xフィリーズ】@シチズンズバンク・パーク
日本時間10月7日、フィリーズは本拠地シチズンズバンク・パークでメッツとの地区シリーズ第2戦を迎え、9回表に追いつかれたものの、9回裏のチャンスでニック・カステヤノスがタイムリーを放ってサヨナラ勝ち。本拠地での2試合を終え、シリーズの対戦成績を1勝1敗とした。勝利投手はフィリーズ6番手のジェフ・ホフマン。メッツ4番手のタイラー・メギルは9回裏二死から連続四球でピンチを招き、最後はサヨナラタイムリーを浴びて敗戦投手となった。 【動画】フィリーズのブライソン・ストットが逆転の2点タイムリー三塁打を放つ 勢いに乗るメッツに対し、地区王者フィリーズが意地を見せた。ルイス・セベリーノとクリストファー・サンチェスの両先発で始まった一戦は、3回表一死からフランシスコ・リンドーアがヒットで出塁し、続くマーク・ビエントスがライトへの2ラン本塁打を放ってメッツが先制。先発のセベリーノが好投を続けるなか、6回表にはピート・アロンソにライトへのソロ本塁打が飛び出し、メッツは3対0とリードを広げた。 フィリーズが反撃したのは6回裏。二死からトレイ・ターナーがヒットで出塁すると、ブライス・ハーパーの2ラン本塁打で1点差に。続くカステヤノスにもソロ本塁打が飛び出して3対3の同点となり、熱狂的なフィリーズファンが多く集まるシチズンズバンク・パークは大歓声に包まれた。 ところが、フィリーズは3番手のオライオン・カークリングが7回表二死からブランドン・ニモにソロ本塁打を浴び、勝ち越し点を献上。7回裏二死1・2塁のチャンスではメッツの守護神エドウィン・ディアスの前にカイル・シュワーバーが空振り三振に倒れ、追いつくことができなかった。 しかし、8回裏一死から四球とヒットで1・3塁のチャンスを作ると、27歳の誕生日を迎えたブライソン・ストットがライトへの2点タイムリー三塁打を放ち、5対4と逆転に成功。続くJ・T・リアルミュートの打球を三塁ビエントスが処理できず、フィリーズは6対4とリードを広げた。 9回表に5番手のマット・ストラームがビエントスに2ラン本塁打を浴び、6対6の同点に追いつかれたものの、9回裏二死から連続四球で1・2塁のチャンスを作り、カステヤノスがレフトへのタイムリー。7対6で劇的なサヨナラ勝ちを収めて対戦成績を1勝1敗の五分に戻し、敵地シティ・フィールドに乗り込むことになった。