おしゃれモデル岩堀せり流・40代のデニムスタイル「“イタいかも?”なんて恐るべからず。小物使いとヘアメイクでいくらでも素敵になる」
女性ファッション誌『ViVi』のモデルとしてデビューし、その後、『GLAMOROUS』『otona MUSE』など、幾多の雑誌の表紙を飾り、モデルのトップを走り続ける岩堀せりさん。かっこよくて唯一無二のそのスタイルは多くの女性の永遠の憧れ♡ また、夫であるGLAYのTAKUROさんとの結婚生活も20年目を迎え、家族4人でロサンゼルスに住み始めてはや6年。L.A.と東京のデュアルライフを満喫中です。 モデル・岩堀せり「年を重ねると勝手に高見えするようになるアクセサリー。なくすことも多いから基本リーズナブルなものを」 今回のお題は、せりさんといえば!のデニム。 小学生からデニムをこよなく愛し、40代になったいまでも変わらずステキに着こなす。最近の愛用品から大人の取り入れ方まで。せりさんのデニム愛をたっぷりとご紹介。
私にとってデニムは「安心感」。大人になったからってその信頼は変わりません。
「最初にはいたデニムはさすがに覚えてないけれど、小学生の頃からデニムが大好きでした。当時は『ジーンズメイト』や『マルカワ』に買いに行き、流行りのケミカルウォッシュをはいていたな~。小学生の頃、私は光GENJIが大好きで、かーくん(諸星和己)のマネをして自分で短パンにカスタマイズしてみたりしていました。その後高校生になり、ファッションに目覚めてからは古着屋でLEVI'S(R)を掘り出すことにどハマり。今になって振り返ればじつはそんなにこだわりはなかったような気もするけど(笑)、当時は『501(R)じゃないとおしゃれじゃないよね』なんて言って古着屋を巡っていました。その頃に買ったLEVI'S(R)はカットして短パンにしてしまったけど、まだ大事にとってあります。 20代になりViViでモデルの仕事をするようになってからは、MOUSSYやSLYなどのギャル系ブランドのデニムをはくように。2000年にMOUSSYが創業したときに、いままでにないデニムのシルエットに感動して、仕事でもプライベートでも夢中になって着ていました。好きすぎてコラボデニムを一緒に作ったことも! 公私ともにお世話になりましたね。あの頃はとにかく、バロック系(バロックジャパンリミテッド)のデニムをはいておけば安心だったかな。今でもあの股上の浅いデニム達は大事にとってあり、最近は娘がよく引っ張り出して着ています。他にも、HYSTERIC GLAMOURやCher、Earl Jeanなど流行りのデニムも好きで、一通り試してきました。デニムなしには語れない人生ですね(笑)」 <子どもがはいてくれるかもと思うと手放せない!無限に増えていくお気に入りのデニムたち> 「もうすでにたーっくさん持っているのに、ついつい可愛いデニムに出会うと買ってしまう……。なんだかんだ年に1、2本は買い足しています。最近、また自分の中でデニムブームが訪れて、週3はデニムスタイル。我が家のクローゼットには私がはき倒してきたお気に入りの厳選デニムが並んでいるので、昔のデニムもたま~に引っ張り出してはいてみたり。でも、久々にはくと『あれ!? ぜんぜん違うシルエットになってる! 私の体が変わったせい……?』なーんてこともよくあり、一人で落ち込んでます(笑)。さすがに昔買った'トレンドすぎる”形や特殊なデザインのものは手放しているけど、娘もいつか着られるかも?と思うとなかなか手放せず増える一方。数えたことはないけど、我が家には相当な数のデニムがあると思います。しかも、娘だけではなく息子ともシェアできる。昔買ったメンズのデニムは息子にあげたり、逆に最近の息子のデニムを借りてみたり。子どもたちと共有していますね。 私がデニムを買うときに大事にしているのは、とにかく見た目! 最近は“こなれ感”のある、まるで長年はいてきたようなちょっとUSED感のあるデニムが好きかな。でも、昔のように見た目さえよければなんでもかんでもOKというわけでもなくて、腰回りのお肉の付き方が前とは違うから、フィット感があるデニムはしっかりと選ばないと自分の納得のいく形にならない。年齢とともに、少し選び方も変わってきましたね。 もう十分過ぎるくらい持っているから、デニムを目的で買い物に行くことはないけど、もしもデニムを探しにいくとしたら、とりあえずはZARAに行きます。好きなデザインが多くて、ハズレがない。一方でサイズ展開が豊富な分、ネットだと自分にピッタリ合うものを見つけるのが難しいと思うので、まずは一本買ってみて自分のサイズを調べるのがおすすめ。あと、私ははいたことはないけれど、娘のBrandy Melville のデニムを見て、色みやシルエットなどお手頃価格なのによくできているなと思います」