30代年収600万の会社員(女)です。気は合うけれど「年収300万円」の彼との結婚を躊躇しています。収入差は気にしない方がよいのでしょうか?
結婚するにあたって、相手との収入差を一つの判断要素とするケースは少なくないようです。例えば、現在付き合っている相手との結婚を考えている中で、彼の年収が300万円であることを気にしてしまい、結婚を躊躇してしまう場合どうしたらいいのでしょうか。 ▼会社員で「年収1000万円」以上の割合は? 大企業ほど高年収を目指せる? 今回は結婚相手に対して重視している要素とあわせて、年収に差があるとどのような問題に直面する可能性があるかをご紹介します。
結婚相手に対して重視している要素はどのようなものがある?
株式会社けっこんものがたりが実施した調査によると、結婚相手に対して重視している要素として以下の内容が挙げられています。 ●性格:61.9% ●誠実さ:16.2% ●経済力:14.9% ●趣味:2.6% ●家事能力:1.6% ●趣味:1% ●学歴:0.6% ●その他:1.2% 上記の結果を見ても分かる通り、性格を重視している人の割合は全体の6割を超えています。同アンケート内では外見よりも内面を重視している人が8割近くとなっていることから、上記のような結果につながっていると考えられるでしょう。 経済力について14.9%の人が「重視している」と回答していますが、どの程度の収入を求めるかは人にって異なると想定できます。また、収入差についても、この部分を気にするかどうかは個人の判断に委ねられるといえるでしょう。
年収に差があるとどのような問題に直面する可能性がある?
結婚相手との年収に差がある場合、以下のような問題に直面する可能性が考えられます。 ●金銭感覚の差 ●生活習慣の違い ●生活費の分担割合 それぞれの内容について、詳しく見ていきましょう。 ■金銭感覚の差 結婚相手との収入差がある場合、金銭感覚の部分に差異が生まれる可能性があると考えられます。例えば食事を例にしてみると、一食にかける費用に違いが生まれると考えられるでしょう。 高収入であれば、自宅での食事もおかずが豊富に用意されているケースが考えられます。対して収入があまりない場合の食事は、単品で単価の安いおかずのケースも珍しくありません。 金銭感覚の差を埋めるには、お互いが「普通」と感じるラインを擦り合わせておく必要があるでしょう。この部分に差があると、結婚生活を始めた後に、どちらかが不満を抱く可能性が高まるかもしれません。 ■生活習慣の違い 結婚相手と年収の差がある場合は、生活習慣に違いが生まれる可能性がある点も考慮しておきましょう。 役職についていて収入が高い人などの場合、家庭より仕事を優先しなければならない場面があるかもしれません。例えば、休日であっても取引先や上司に呼ばれたり部下のフォローを求められたりして、休日出勤をしなければならないケースもあるでしょう。 このことから、家庭でのイベントや予定をキャンセルしなければならない場面に直面するかもしれません。 生活習慣の違いを理解しておかなければ、結婚後に夫婦間でトラブルにつながるおそれもあるでしょう。あらかじめ想定されることについては共有しておき、どちらかが不満を抱え込まないようにしておくことも大切です。 ■生活費の分担割合 収入差がある場合、生活費の分担割合も慎重に決めることが求められます。今回のケースでいえば年収に2倍の差があるため、仮に同じ1万円だったとしても、負担の感じ方には大きな差が出ると考えられるでしょう。 生活費の分担割合については、お互いの収入を合計して計算することがよいと考えられます。もしくは家庭に入れる金額を事前に決めておき、毎月そこから生活費をやりくりするのもよいかもしれません。 双方が納得できる形で生活費の分担割合を決められれば、大きなトラブルにつながることは少なくなるでしょう。