12月の決勝で対戦の中島玲「100%倒せる自信がある」、渡部太基「勝った者が正義。何があっても俺が勝つ」【KNOCK OUT】
渡部は西川康平と対戦し、1RでKO勝ちを収めた。渡部が先に2つのダウンを奪ったものの、西川の反撃に遭い、ともにダウンを2つ奪い合うというスリリングな展開に。しかし渡部が3つ目のダウンを奪い、残り1秒でKO勝ちを収めた。 通常、ベストバウトは1試合が選ばれるのだが、今大会においてはこちらの試合もベストバウトに選出された。渡部は合わせてベストKO賞も受賞した。 渡部は「倒し倒されをやってしまったが、自分らしい試合ができたかなと思う」と語ったうえで、ダウンを2回取り返されたことについても「それでも行けると思いました。ダウンしたけど、全然気持ちも折れないし“絶対にこのラウンドで倒してやる”と思っていたので最後まで行けた」などと振り返った。 勝利後に思ったことについては「まずはリング上で生き残ったなとういうことを思った。トーナメントなので準決勝でこけたら話にならない。まず決勝に行くことは最低限、自分の中で決めていたこと」と語った。
また「本当はもうちょっと削って削ってと考えていたが。3日前に気管支炎になってしまって、ちょっと動くと咳が出るきつい状況だった。だから長引くと自分が不利と分かっていたので、途中で“行っちゃえ”と。行って良かった」と明かした。 決勝で対戦する中島については「ボクシングが上手い。昨日みたいにケンカするだけではかなわないことは分かっている。ちょっと考えながらというか」と評した。中島相手に特別な対策を取るかと問われた際には「多分ない。ラストだし集大成なので、ここで違うことをやったらなんか違うので。自分を信じて最後まで思い切り自分のスタイルでやろうと思う」ときっぱり。 また中島については「すごくスポーツマンとしてリスペクトしている。ボクシングをやめてキックに来て、言っていることは本当にアスリートだと思う」と評したうえで「でもどっちが偉いとかじゃない。勝った者が正義だと思うので何があっても俺が勝つ。それだけです」とこちらも勝利を約束した。
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