12月の決勝で対戦の中島玲「100%倒せる自信がある」、渡部太基「勝った者が正義。何があっても俺が勝つ」【KNOCK OUT】
「KNOCK OUT 2024 vol.5」(10月12日、後楽園ホール)の一夜明け会見が10月13日、都内で行われた。 「KNOCK OUT-BLACK ウェルター級王座決定トーナメント」の準決勝で勝利を収め、12月30日に神奈川・横浜武道館で行われる決勝に駒を進めた中島玲(フリー)と渡部太基(TEAM TEPPEN)がともに決勝にかける思いを口にした。 中島は漁鬼と対戦し2Rに先にダウン喫するもすぐにダウンを奪い返す。その後も会場に音が響くほどの強烈なボディーブローで攻め込むが漁鬼は倒れず、パンチで応戦するなど会場を大きくわかせる試合を展開。決着こそ判定だったものの、この試合はベストバウトに選ばれ、また中島は大会MVPとファンが選出するMVPをW受賞。計25万円の賞金を手にした。 中島は「漁鬼選手が想像以上で思っていたより苦戦したが、決勝に駒を進められたのでほっとしている」と試合を振り返った。 試合については「序盤で距離もつかめて、ローの対策もしっかりできていたので、このまま行けるなという手応えは1Rでつかめた」、最初に喫したダウンについては「あのダウンで逆に火がついたというのもある。あれで“よっしゃー”と燃えた感じがある。アドレナリンが出過ぎていて、ダメージとかは考えていなかった。取りあえず興奮していた」などと語った。
この日は左腕を吊っての登場だったのだが「ダウンの時に左手を突いてしまった。多分、その時に脱臼してしまったんじゃないかと思う。その時はアドレナリンが出ていて気付かなくて普通に左手が動いていたが、試合後、急に手が動かなくなった。3~4週間は安静にと言われているが、骨には異常はないと思うので大丈夫。左手が使えないからと練習ができないわけではない。まあ、蹴りの練習にしろ何にしろやれることはいっぱいある。ケガが試合に影響することはない」とのこと。 前日会見では漁鬼と格闘技をやる者としての在り方で軽く舌戦となったのだが「昨日は昨日で、記者会見の時に漁鬼選手が“格闘技にはいろいろな姿がある。仕事をしながらやる人もいれば、格闘技一本でやる人もいる”と言われた時に、僕はすごく納得した。彼のその姿があのダウンにつながって、僕のダウンしてからの意地というか“負けてたまるか”というのは格闘技一本でやっているからこそ出た姿であって、その記者会見で2人が言っていた格闘技の姿がそのまま出た試合なんじゃないかと思います」と語った。 決勝で対戦する渡部の試合については「すごい激しい倒し合い。絶対に12月は面白い試合になるなと楽しみになった」と語ったうえで「100%倒せる自信がある」と勝利を約束した。
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