ファッションでは民主党が圧勝!? 米大統領選にまつわる女たちのパワーコーデを拝見…ミシェル・オバマの43万スーツには批判も
民主党の次期大統領指名を受けたカマラ・ハリス副大統領が大統領選に躍り出てから、Z世代やマスコミからの注目がさらに高まっている米大統領選。先日行われたDNC(民主党全国大会)にもミシェル・オバマ前大統領夫人やジル・バイデン現大統領夫人が登壇し、女性同士の連帯感をアピール。そんな中、彼女たちのファッションもニュースのヘッドラインを賑わせている。 【画像】43万スーツ着たミシェル・オバマなど、記事の画像をすべて見る
カマラ・ハリスの義理の娘は副大統領就任式で上級者すぎるジャケット姿
継母・カマラの応援に駆けつけた、インフルエンサーのエラ・エムホフ。ファッションを専攻していた彼女はカマラの副大統領就任式のファッションで一躍注目を集めた存在。今回の選挙戦でも、トム・ブラウンのチェックジャケットにパペッツアンドパペッツのクッキー柄クラッチという上級者な着こなしを披露して話題に。
ミシェル・オバマは申告もれの中、“前衛的”な43万高級スーツで批判続々
シカゴで開催されたDNCで3000ドル(約43万円)のパンツスーツを着用したのはミシェル・オバマ。現在彼女と夫のオバマ前大統領は、シカゴやハワイ、マサチューセッツ、ワシントンD.C. に所有する7000万ドルにも達する高級不動産を申告していなかったことを、トランプ陣営から批判されている。このため、このお金をかけた装いも、一部では批判の対象に。 しかしスピーチの名手である彼女の応援演説は、この日いちばんの喝采を浴びた。ドナルド・トランプの人種差別的・女性蔑視的な発言に対し、彼の名前をほぼ出さずに賢く反撃してみせたのだ。 彼女のこの日の装いに、米ニューヨークタイムズ紙は「前衛的」とコメント。彼女と彼女のスタイリストであるメレディス・クープが選んだモンスというブランドは、元々オスカー・デ・ラ・レンタのデザイナーであるドミニカ出身のN.Y.デザイナーとアジア系アメリカ人デザイナーが、アジアンヘイトと戦うために設立。オバマ夫人とは何十年にも亘る付き合いだという。そんな社会的コンセプトを持つブランドの背景も、ミシェルのイメージとぴったりだ。 「ブランドネームよりも小さなブランドを選ぶのは、起業家精神や人種のるつぼ、アメリカンドリームについて日頃から語っている彼女の思想に相応しく見える」。オーソドックスなパンツスーツに見えるが、政治集会でノースリーブを着るということ自体が革新的なことだとも、タイムズ紙。
洗練されたセンスの持ち主で知られるファーストレディのジル・バイデン大統領夫人は、DNCでシャイニーなラルフローレンのミニドレスに、ジミー・チュウのポインテッドパンプスを着用。 このパンプスは825ドルでグリッター素材にレザーのラインが飾られ、ヒールはメタリックで出来ている。彼女のブロンドに映える色選びと、ミニマムながら華のある着こなしはさすがだ。 何を着るかも、大事なステートメントのひとつ。それを知り尽くした民主党陣営の女たち。公約はともかく、ファッションでは今のところ、民主党に軍杯が上がりそう!?
文:さかいもゆる