「38歳にして泣きそうになった」――川島ofレジェンドが体験した、陰湿なオンラインゲームいじめ被害
eスポーツやっててよかったのは、仕事も増えましたけど、ファンの存在ですね、圧倒的に。ゲームと関係のない配信番組にコメントくれたりするんですよ。「川レジェやってんな~」みたいな。「そんなところで仕事してないでLoLしろよ」って。それ、うれしいじゃないですか。「ルミネtheよしもと行きましたよ」という人もいてくれて。 もともとのチャレンジ企画は最終的に失敗に終わりましたけど、やっぱり悔しいっていうのが一番。ゴールドランクになったら名前返してもらうってことで、今も名前は戻していません。ほんとは戻したくて一瞬聞いたら、「あれ、戻すの?」みたいな空気感に押されたっていうところもありますけど(笑)。
ゲームを一緒にやれば、子どもの気持ちも分かるし会話も増える
ゲームは子どもが寝てからやってます。元の寝室を改造して自分の部屋みたいにしてて。 ほぼ毎日やってるんで奥さんからは「もう、マジでやめな」って言われてます。寝不足でイライラしてるときも多いんで、「せめてもうちょっと早い時間にやれば」って言われましたね。 娘は今7歳ですが、スマホとか、ニンテンドースイッチとかでゲームをしています。だいたい30分ぐらいと決めて、あまりにもやりすぎたら注意するぐらいですね。あとはとにかく褒めます。一緒にできるっていうのは楽しいし、いつか自分が一生懸命ハマってるゲームを一緒にできたら楽しいですからね。 ただ、LoL上に自分の娘の名前のアカウント名のやつとか、うちの奥さんの名前のやつもいるんですよ、フルネームで。怖いっすよ。「え、俺の奥さん来たんだけど」「嫁やってるん?」っていうボケができるっていうのはちょっと面白かったですけど。でも、そこも(アカウント)取るの? と思いましたよ。 年齢を超えて遊べるのがゲームのよさではあるんですけど、悪い大人が小学生の子どもにチートできるシステムを教えたら、パソコンが使えなくなっちゃったってこともあったみたいです。お子さんは何かあったら、やっぱり、一回親に相談したほうがいいと思います。親御さんは逆に一緒にやるっていうのが一番いいと思いますね。全く知らないでやるから、怖いとか思うけど、実際、一緒にやったら、子どもの気持ちも分かるし、親子での会話もそれで増えてくると思いますから。
--- 川島ofレジェンド(カワシマオブレジェンド) お笑い芸人。1982年1月20日生まれ、東京都出身。2005年に金田哲と共にお笑いコンビ・はんにゃを結成。 2020年、川島章良から現名称に改名。だしソムリエ1級、食育アドバイザー、おひるねアート講師等の資格を持ち、2022年4月にはドローン資格を取得した。 YouTube「はんにゃ川島だしっ!」「元はんにゃ川島のeスポーツ芸人生活」「川島夫婦チャンネル」の3つのチャンネルなどで活動中。 (取材・文/遠藤雄士)