本シリーズのトップ6が本戦へ!パリオリンピックへの切符をかけた「オリンピック予選シリーズ 上海大会」BMXフリースタイルパークの見どころ
東京オリンピックから正式種目となり、海外ではもちろんのこと国内での人気が急上昇している「BMXフリースタイル・パーク」。そんな人気スポーツが今年迎えるのがパリオリンピックだが、今回4年に一度の大舞台への出場選手を決める最終予選大会に位置付けられている「オリンピック予選シリーズ (以下:OQS)」が中華人民共和国・上海にて2024年5月16日(木)~5月19日(日)の4日間にわたって開催される。 2022年11月1日から始まったオリンピック予選だが、過去大会を振り返ると2022年のUCIアーバンサイクリング世界選手権で男女各2枠、2023年のUCI自転車世界選手権で男女各3枠、そしてオリンピック開催国であるフランスが男女各1枠という形で成績に応じて全大陸に行き渡るように国に割り当てられることが決まっている。 そしてオリンピック予選も佳境に迫る中、最後の予選大会として開催されるこのOQS。本シリーズではこれまでの結果を加味せず、今回の上海大会と、来月6月に開催されるブダペスト大会の結果を合計して最終的にトップ6へランクインした選手個人に出場枠が割り当てられるため、今シリーズの男女トップ6がパリオリンピック代表選手となるのだ。 そのため男女ともに計12枠という狭き門でありながら、その半分の6枠がこの2大会の合計結果だけで手に入れられることから、今までの予選大会を通じて十分な結果を取れていない選手たちにとっても国枠関係なくダイレクトに出場枠を獲得できるチャンスもあるため、本当の意味でのパリオリンピック予選大会といえる。 そんな世界最高峰の選手たちが血眼になって狭きトップ6の座を狙ってくることが想定されるこの戦いへ、男女各24名の出場選手の中、日本からは3名の選手たちがパリオリンピック出場枠を獲得するラストチャンスへ挑戦。パリオリンピック本戦とも変わらない世界最高峰の戦いが繰り広げられるこの大会を見逃すな。 以下は今大会に出場する日本人選手たちと、今大会の全日程について紹介する。
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