コンテスト初出場の30歳が見せた“健康美ボディ” 長い脚と丸いヒップで見せる
5月18日(土)、健康で美しい身体を目指すコンテスト、ベストボディ・ジャパン千葉大会が開催された。今回初めて大会出場を果たした荒川裕美子(あらかわ・ゆみこ/30)さん。ボディコンテストにハマるあまり、行きすぎた減量によってむしろ健康とはかけ離れてしまう人もいる中で、経営コンサルタントでありながらパーソナルトレーナーとしても活動している荒川さんが目指したのは「健康」と「美ボディ」、まさに「健康美」を両立しながら極めることができると実証することだった。 【写真】荒川裕美子さんの長い脚と丸いヒップ
「今年で30歳となり、健康美の実践と挑戦を形ある経験として残したいと思い大会出場を決めました。そしてベストボディ・ジャパンはボディコンテストの中で唯一、"健康美"をコンセプトとして掲げていることに魅力を感じ、共感したので初戦として選びました。」 今回入賞には至らなかったが、初出場とは思えない健康的で美しいプロポーションで挑むことができた。本人も身体づくりに関しては最善を尽くせたと話す一方で、ステージングに関しては多くの課題を残してたと話している。 「初戦の自分なりの目標は、"健康美の実践"でした。多くの女性選手が厳しい減量の末、生理が止まってしまったり、エネルギー不足によりパフォーマンスが落ちてしまったりと、“健康”と“コンテスト”は乖離するというイメージを持っていました。なので今回ベストボディ・ジャパンへの挑戦を通じ、ベストコンディションと美ボディ、健康とコンテスト出場をどこまで両立できるのか、自分の身体を使ってチャレンジしてみたいと思ったこともきっかけのひとつです。結果としては、減量は52.5kgから47kg。約2カ月で5.5kgの減量で仕上げましたが、減量末期時も栄養・運動・休養の徹底の末PMS(月経前症候群)はここ数年で最も軽く、腸内環境を含め健康そのものの状態でステージに立つことができました。そういった意味では、健康美に対する挑戦は成功したといえますが、コンテストで勝つという挑戦に関しては、ステージングを含めまだまだ多くの課題を残していたことを痛感しています。次回出場時は、ステージングを含めトータル的にコンディションを固めてまた臨めたらと思っています」 何気なくジムに入会したことが荒川さんの人生を変えた。自分の身体に目を向けるようになったことで、自分自身の鏡である周囲に対しても現実的に目を向けられるようになった荒川さん。一人でも多くの健康的な人を増やしたいと考えている。 「運動不足解消のためになんとなくジムに入会しました。一人でできて、時間に囚われず、比較的低予算で始められる運動が『ジムに通うこと』だったので、近場の24時間ジムに入会したことが最初のきっかけです。運動を始めたことをきっかけに心身健やかになっていくことに喜びを感じ、だんだんと趣味の範囲を超えて『身体づくり』や『健康づくり』に関する勉強を本格的に始め、知名度の高い米国資格を2種取得しました。勉強を深めていくうちに食生活や運動習慣を取り巻く多くの社会問題・環境問題にも目を向けるようになりました。現在は数年後に超高齢化社会を迎える日本で一人でも多くの方が健康に投資するきっかけを作るために予防医学を学び、資格取得を目指しています。そういった一つひとつの動機が、継続のきっかけとなっています」 そんな荒川さんが徹底しているのは「運動」「栄養」「休養」というシンプルなこと。 「食生活に関しては、身体に悪いものはなるべく摂らない、腸や内臓に優しいものを摂る、必要なものを必要な分だけいただくことを心がけています。トレーニングは以前、2~3時間程度、筋にアプローチする筋肥大内容のトレーニングを行なっていましたが、コンテスト出場をきっかけに骨にアプローチする、コンディショニング重視の内容のプログラムに刷新しました。骨の並びを整え、心身の健康状態を重視し、少しずつメリハリがついていくようなボディラインを目指しています。また休養に関して、私はロングスリーパーなのでしっかり睡眠をとるようにしています」