カネロ圧勝も16連続KOの相手にKOならず!豪快ダウン奪取も「あれで終わると思ったが、しぶとかった」
9月15日(日・日本時間)に米国ネバダ州ラスベガスにて3団体世界スーパーミドル級統一王者カネロ・アルバレス (34=メキシコ)が行われ、WBA指名挑戦者のエドガー・ベルランガ(27=米)に3Rにダウンを奪い、3-0の判定勝ちを収めた。 ベルランガは世界初挑戦だ。戦績は22勝17KO無敗の右ボクサーファイター。デビューから16試合連続で1ラウンドKO勝ちの強打を持ち、KO必至の一戦と見られていた。 【フォト&動画】3Rにはダウン奪取!試合ダイジェスト 試合前の意気込みではKOを狙う、伝説を作ると言っていたベルランがだが、1Rから固さが目立つ。カネロは序盤から圧力をかけて強打を放つ。ベルランガは固くガードをし様子を見る。 そして3R、圧力をかけるカネロにベルランガのジャブが当たり始めるが、そこにカネロの左フック一閃!ベルランガがダウンを喫する。すぐに立ち上がるがカネロの攻めが続く。カネロはパンチを上下に散らせ攻め続ける。 以降もカネロが圧力をかけ、ボディ、フック、アッパーと上下に散し、攻め続けるが倒すに至らず。 7R、カネロ、前半はやや飛ばすが、中盤からカネロの手数が少なくなる。ベルランガのジャブが度々入りやや優勢に。 8Rから持ち直し優勢に進めるが、10Rには互いの打ち合いの中、なんと残り10秒の拍子木をカネロは終了のゴングと勘違いしコーナーへ!そこにベルランガが左フック!幸いおでこにヒットしダメージを回避したカネロ。 最終の12R、カネロの有利は変わらず、ラスト10秒でカネロはベルランガにアッパーを打ち込み、アゴを上げるが、ベルランガも怒涛の攻めも間も無くゴング。判定3-0でカネロが防衛に成功した。 圧倒はしたもののKOは奪えず、これで5連続判定ガチとなった。試合後のインタビューでは、3Rダウンを奪ったことについて「あれで終わると思ってましたが、でも彼はしぶとかった。戦い続け最後はちゃんと勝てました。(今後については)休憩させてください、家族と過ごしてから考ます」とし最後にメキシコの独立記念日が9月16日のため、マイクで大声で「ビバ・メキシコ!」と観客向けメッセージした