「ワンタッチ痴漢」と言わないで…性犯罪を軽んじる言葉に警鐘 発信源と報道された警視庁に聞いた
「ワンタッチ痴漢」報道に対して警視庁は…
「ワンタッチ痴漢」にご注意!と報じられた記事について、警視庁内でどのようにとらえているのでしょうか?「ワンタッチ痴漢」を公式名称として使用しているがゆえの報道かを同庁に問い合わせたところ、「警視庁では、ワンタッチ痴漢という言葉を使用していないので、わからない」と書面での返答がありました。 それとともに、現在、通りすがりの痴漢に遭わないための対策として、 ・夜間は多少遠回りでも、明るく、人通りの多い道を選ぶ ・帰宅途中で逃げ込める場所(交番、営業している店舗等)をあらかじめ確認しておく ・防犯ブザーをすぐ使えるように、手に持つ(防犯ブザー機能を搭載している警視庁防犯アプリ『デジポリス』をダウンロードもしくはインストールし、トップ画面を防犯ブザー機能に設定しておく) 以上3点を伝えてくれました。ここまで、日々気をつけないと性犯罪から身を守れないかもしれないというのが現実なのです。 通りすがりで痴漢被害に遭った場合は「防犯ブザーを鳴らす」「大声を出すなど周囲に助けを求める」「迷わず、速やかに110番通報をする」ことを呼びかけています。 先の松永さんも、防犯ブザーを携帯することを推奨しており、「できれば2個持ちを。痴漢被害を受けた際、ひとつは音を鳴らしながら相手の足もとに向けて滑らすように投げ、もうひとつは音を鳴らしながら手に持って逃げて欲しい」と訴えます。被害に遭わずに逃げることができたとしても今後の被害者を守るためにも、110番は忘れずにおこなってください。また、軽い印象を与える呼称を使うことで、たいしたことないと考えてしまう人がいる可能性がでてきてしまうので、そういった言葉の使用は控えてください。 (まいどなニュース/Lmaga.jpニュース特約・宮前 晶子)
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