【モテる香水1】ちょい遊びすぎた煩悩オヤジは、「塩」の香りでお清め!
連載「今日のオヤジ美容」11月のテーマは、フレグランスアドバイザーのMAHOさんが選ぶ「オヤジ世代に捧げたい香り」。今回はイッセイ ミヤケの新しい香りをご紹介。男性へのホリデーギフトをお探しの女性もぜひご一読を。
纏えばスッキリお清め完了!? 煩悩オヤジに捧げたい「塩」の香り
季節が変わったらファッションだけでなく、フレグランスもアップデイトするのがイケおじの流儀。そこで、フレグランスアドバイザーのMAHOさんに、オヤジ世代に纏ってほしい香りをリコメンドいただきました。男性へのホリデーギフトをお探しの女性も注目です。
イッセイ ミヤケの最新フレグランスは、生命に不可欠な「塩」がテーマ
MAHO イッセイ ミヤケは、ファッションだけでなく、名香「ロードゥ イッセイ」を生み出すなど、香水ブランドとしても世界的に有名ですが、その最新作が「ル セルドゥ イッセイ」になります。 ── どんな香りなんですか? MAHO 水の香りを表現した「ロードゥ イッセイ」のように、イッセイ ミヤケには自然のエレメントから着想した香りが多いのですが、今回はなんと“塩”なんです。 ── 塩の香りということ? MAHO 本来香りのない素材ですが、イッセイ ミヤケが長年扱ってきた水のテーマと絡めて、シーウィードやオークモスで海のイメージを、海から波が寄せては引く大地のイメージをジンジャーのピリッとした感じや、ベチバー、シダーウッドで表現しています。全体として非常にクリーンで透明感のある香りに仕上がっています。 ── (香りを試して)確かにクリーンで澄んでいて、気分がシャキッとする感じですね。塩と聞いたせいか、日本人的な感性のせいかわからないですけど、お清めっぽいような……。
MAHO 禊みたいな浄化される雰囲気がありますよね。私の中ではこれ、懺悔香水というイメージなんです。ちょっとオイタしている男性が煩悩を離れたい時、たとえば奥さんと一緒に過ごす日とか、彼女と別れた時とか、そういう場面にしっくりくるかなと(笑)。 ── じゃあ、奥さんから贈るのもアリ? MAHO ええ、たまにはちょっとコレで大人しくしときなさいという感じで(笑)。もちろんそれだけじゃなく、ジンジャーがキリッと効いたエナジャイズしてくれる香りなので、カラダを鍛えるのが好きな方にもいいかと。 ── そんな香りの雰囲気がボトルのデザインにも上手く表現されている気がします。 MAHO 一見シンプルですが、ガラスの底が水滴を模してキラキラしていたり、フォルムが直線から楕円に何気なく変わっていたり、細部まで意匠が凝らされているんですよね。 ── これからの季節、特にこんな時におすすめというのは? MAHO 冬の白コーデにぜひ。冬だし温かみのある香りでいこうじゃなく、あえてこういうキーンとした冷たい朝の空気みたいな香りを合わせてみると、冬に白を着る新鮮さがよりいっそう際立つと思いますよ。