桃山Ｓを制したミスティックロア（撮影・岩川晋也）

＜栗東トレセン＞ 連勝中のミスティックロアは、勢いに乗ってＯＰ初勝利を目指す。おいに同じ矢作厩舎で無敗３冠を達成したコントレイルがいる良血だ。荒木助手は「能力的に期待していましたし、ここまではくると思っていました。唯一の左回りだったレパードＳで負けていますが、まだ精神面の幼さもありましたからね。上のクラスなら左回りは必須なので、克服してほしい」と３連勝を狙う。 僚馬カフジオクタゴンは、レパードＳを勝って以降、勝ち星がないものの、前走の平安Ｓで０秒２差４着と僅差の競馬を見せた。同助手は「先週（三宮Ｓ）を予定していたぐらいなので仕上がりに不安はありません。大きな馬なので、広いコースでゆったり運んで、良さが出れば」と語った。 ＜美浦トレセン＞ キタノヴィジョンは前走・ブリリアントＳで８着に沈んだが、２走前のマーチＳでは直線進路が狭くなるシーンがあった中、渋太く脚を伸ばして４着と掲示板を確保した。萱野調教師は「週末の雨がどうかだけど、中間は変わらず順調です。しまいは脚を使ってくれるから、あとは展開と馬場ですね」と好天を望んだ。