〈ウェスティンホテル東京〉の〈龍天門〉で、伝説の師弟コンビの広東料理を味わえる“口福”再来!
“活け伊勢海老の葱生姜上湯スープ炒め”は、“活け”の伊勢海老の半身を用いたという贅沢な一品。さっぱりとした葱生姜によって、伊勢海老の豊かな滋味が引き出されている。
メインディッシュは黒毛和牛を用いた“和牛サーロインと旬野菜のXO醤炒め”。和牛サーロインはしっかりとした脂の旨味を携えていて、XO醤の複雑な香味と相性が抜群だ。シシトウ、パプリカ、舞茸と野菜の彩りも美しい。
中国料理における“コースの〆”といえば、麺類かご飯。“あんかけ炒飯 福建スタイル”は、卵炒飯にオイスターソースの餡をかけた福建スタイルで、餡の濃厚な上味が炒飯によくからむ。帆立貝や海老、椎茸に鶏肉、アスパラガスと具材は大ぶりでたっぷり。最後の料理ながらも、美味しく食べられる旨味抜群の“ご飯もの”だ。
珠玉の料理には、是非ともお酒とマリアージュしたい。ハウスシャンパーニュは“ペリエ ジュエ グラン・ブリュット”。シルバーゴールドの色合いが美しく、フレッシュながらもリッチな味わいが続く。爽やかで軽やかなので、前菜の盛り合わせから最後まで通せる。中国料理のお酒といえば紹興酒。“紹興老酒 原酒”は、2005年冬至に仕込んだという、熟成味のある一本。紹興から手を加えずに甕(かめ)のまま取り寄せたので、ピュアな妙味を賞玩できる。ストレートで飲むのがおすすめだが、香りが増すロックも白眉。
店内は、中央の天井は龍のモチーフにしていながらも、モダンな装い。黒とゴールドを基調としたシックで洗練された雰囲気となっている。全部で108席ありながらも、テーブル間隔は広いので、周りが気にならない。個室が4室もあり、使い勝手がいいのも嬉しいところ。 再び〈龍天門〉で陳さんと中里さんの広東料理を味わえるなんて、まるで夢を見ているかのような幸せ。往年のファンはもちろんのこと、未体験であれば、なおさら食べに来て!
●飛虎コース(2万6000円)
・龍天門特製 香港焼き物と前菜盛り合わせ ・ジャックフィッシュのひれとタラバ蟹肉のせ 香港金華ハム頂湯スープ煮込み ・“活け”蝦夷鮑と海鮮の炒め ・北京ダック ・“活け"伊勢海老の葱生姜上湯スープ炒め ・和牛サーロインと旬野菜のXO醤炒め ・あんかけ炒飯 福建スタイル ・デザートプラッター
●〈ウェスティンホテル東京〉広東料理 龍天門
住所:東京都目黒区三田1-4-1 ウェスティンホテル東京2F 営業時間:ランチ/平日11:30~15:00(14:30LO)、土・日・祝日11:00~15:00(14:30LO) ディナー/平日17:30~22:00(21:30LO)、土・日・祝日17:00~22:00(21:30LO) 定休日:火曜 ※7月、8月は無休 TEL:03-5423-7787 ※サービス料込み
文=東龍