【母親裁判詳報②】半年ぶりの肉声…瑠奈被告の“ドールへの執着”「娘にとっては心のあり所」
Q)他に瑠奈の物は? A)物を作るのが大好きな子だったので、ビーズや天然石など私が持ち上げられないような大きなパワーストーン、水晶などそういうものを集めていた。直近では古着のようなもの。気晴らしにゲームセンターにいくこともあって、ぬいぐるみも色違いなどで集めていた。加速度的に近年増えてきた Q)片付けられなかったのは瑠奈さんが怖かったから?それともそれ以外? A)たくさん買うことが娘の心を安定させていた。心掛けて安定していることが1番だった。瑠奈のフリースクールの2つ上の女子の先輩が突然自殺することがあった。命が簡単になくなってしまうことを感じた。何がきっかけで突然命が失われるのか分からないと思った。(涙ぐみながら) Q)瑠奈について、いつ死んでしまうかわからない不安があった? A)毎日のくらしの中で表面的には穏やかに生きていたが、いつか起きてしまうかもしれないと思った
▼ドールについて Q)中古のドールを買い始めたのはいつ? A)何年前かははっきり分かりませんが、新品を買ったとか、そういうことではありません Q)瑠奈は中古を綺麗にしたいと言いましたか? A)ネットショップを見て、好きな型番のドールが出品されていて、これはうちで綺麗に手入れしたいと言った Q)実際にドールを手入れしたことは? A)バスタブの上でドールを分解して洗って干していて「触らないで」って言われた Q)新品のドールは指紋をつけちゃいけないので手袋をつけて触っていた? A)修さんが京都に出張に行っていた際、その場で持ち帰れるドール3体を買って、写真を撮れる場所で撮ってきてと頼まれLINEで(浩子被告から)修さんに頼んだ。その時、修さんから「お店の人が手袋を貸してくれたから大丈夫です」と言われた Q)家にたくさんのドールがあったのはなぜ? A)最初は1体を着せ替えしたりしてと伝えていたが、どんどん増えていて、それを問いただすと、娘の周りにはたくさんの魂があって、それの器として必要だと言われた。娘にとってドールは心のありどころ。やめなさいとは言わなかった
浩子被告は初公判で起訴内容を否認していて、「ほう助」という罪が成立するかが争点となっています。 きょうの公判は夕方まで続く見込みです。