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　日本デザイン振興会は2024年10月16日、「2024年度グッドデザイン賞」の受賞結果を東京都内とオンラインのハイブリッド形式で発表した。2024年度は「勇気と有機のあるデザイン」をテーマに掲げ、全5773件の審査対象の中から、1579件をグッドデザイン賞に選出した（受賞企業数：1142社）。2024年度グッドデザイン賞の審査は、国内外のデザイン関連分野の有識者101人で編成された審査委員会が務めた。 自動倉庫ソリューション「ラピュタASRS」 　さらに、2024年度グッドデザイン賞の中で、より優れたデザインとして評価された「グッドデザイン・ベスト100」の中から、「グッドデザイン大賞」候補となる「グッドデザイン金賞」（経済産業大臣賞）20件を含む特別賞32件が選出された。併せて、長年にわたり支持され続けている商品に贈られる「グッドデザイン・ロングライフデザイン賞」として12件（受賞企業数：12社／審査対象数：95件）が選ばれた。 　受賞結果発表会に登壇した2024年度グッドデザイン賞 審査委員長の齋藤精一氏は「2024年度の審査では、モノとコトの境界線を引くことをやめた。モノの周りにはコトが存在し、コトの周りにモノが生まれる。その双方を見てはじめて“グッドデザイン”といえるのではないかという思いの下、これまで以上に綿密に審査に取り組んだ」と述べる。 　最高賞となるグッドデザイン大賞は、今回金賞を獲得した20件の候補を対象に、審査委員会および2024年度グッドデザイン賞受賞者による投票をオンラインで実施（一般投票は廃止）。投票結果の発表は、今回から新設された一般投票による「みんなの選んだグッドデザイン」の発表と併せて、同年11月5日に開催予定の受賞祝賀会（会場：東京ガーデンシアター）で行われる。みんなの選んだグッドデザインは、金賞を獲得した20件を対象に、東京ミッドタウンで開催されるグッドデザイン賞受賞展「GOOD DESIGN EXHIBITION 2024」（展示の会期は2024年11月1～5日だが、投票は4日まで）および受賞祝賀会の来場者による投票で最多を獲得した対象に贈られる。 　「今回からグッドデザイン大賞については、“デザインに関わっている人が選ぶ賞”として位置付けることにした。これまでの大賞はファイナリスト5件から選出する方式で、一般投票も含めて行われていたが、今回は金賞20件を対象に、審査委員会と受賞者が投票して選ぶ。一方、新設したみんなの選んだグッドデザインは、日頃からデザインに触れ、道具として利用している一般の利用者、消費者の皆さんが主体となって選んでもらう賞として設定したものだ」（齋藤氏）