FC東京がベンフィカと戦略的パートナーシップを締結「タレント発掘および育成環境に新たな視点による分析と新しい基準を加えます」
FC東京は12日、プリメイラリーガ(ポルトガルリーグ1部)に所属するベンフィカと戦略的パートナーシップを締結したことを発表した。 ベンフィカはポルトガルの首都リスボンに本拠地を置く、1904年に創設されたポルトガル3大クラブの一つ。国内では最多リーグ戦38回、カップ戦26回優勝を誇り、チャンピオンズリーグ(カップ)優勝2回、準優勝8回を果たしている。若手選手の育成にも定評があり、ポルトガル代表選手を数多く輩出してきた。 FC東京は戦略的パートナーシップ締結に伴い、下記のコメントを発表している。
■提携目的および提携内容
ヨーロッパにおける強豪チームで、かつタレント選手の発掘や育成において、ヨーロッパトップクラスと認められている 同チームとテクニカルパートナーシップの提携関係を築き、二つのクラブ間でベストプラクティス、知識、リソースの共有や人的交流を促進していきます。 このパートナーシップにより、FC東京のタレント発掘および育成環境に、新たな視点による分析と新しい基準を加えます。そして、アカデミーのみならず、トップチームの若手選手も含めたタレント選手がポルトガルでプレーする経験を創出していきます。 また、年に数回のコンサルタントの来日を通して、フットボール部門全体にベンフィカの専門知識を共有することで、次世代の才能の発掘や育成機会を広げるとともに、強化やフットボールビジネスを含むクラブのフットボール面全体の発展をめざしていきます。 ■ベンフィカ ・ミゲル・レイス 「FC東京は歴史あるクラブであり、野心、ビジョン、そして育成年代での優れたアカデミー組織を備えています。地理的に離れているにもかかわらず、両クラブは選手育成、タレント育成を最優先事項と考えており、今回の提携にあたり多くの共通点があります」 ・ダビド・ゴメス 「ベンフィカにとって、優れた技術レベルや非常に高い意欲など、高く評価されている能力を持つ若いアスリートたちと協働できることは大きなチャンスです。この挑戦は非常に偉大なもので、FC東京を育成年代のトレーニングにおける日本のベンチマーククラブにするために、私たちは大いに貢献できたらと願っています」 ■FC東京 ・川岸滋也代表取締役社長 「今回、このような形でベンフィカとの提携を発表できることをとてもうれしく思っています。ヨーロッパにおける強豪チームで、かつ選手の育成やスカウトに定評のあるベンフィカと提携することで、強化部門の連携やアカデミーでの人的交流を行うことができます。どのJリーグクラブもアカデミーに投資をしています。そのなかで、我々は今回の提携によって、アカデミーの選手に対して質の高いキャリアの選択肢を提供できると思っています。それは、現在在籍している選手たちにとっても大きなメリットですし、クラブの今後のアカデミーへのスカウティングやリクルーティングの活動にも十分寄与するものと思っております。両クラブの知見交換や選手育成での協働を通じて、FC東京としてはアカデミー分野のみならずクラブとしての発展につなげていきたいと考えております」 ・小原光城GM 「この提携関係によって、昨シーズン、3度目の最優秀育成クラブ賞を獲得したアカデミー部門のさらなる発展に寄与するものと期待しております。と同時に、強化部⾨における、チーム作りや選⼿スカッド構成の知⾒、欧州マーケットの情報の共有が可能となり、タイトルを獲り続けながらも、選⼿の移籍による利益獲得を実現している彼らの知⾒を得て、最終的には、クラブ全体のフットボール⾯の強化や収益向上へつなげていこうと考えています」
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