トランプ大統領になった場合、「安倍元総理に代わる政治家が日本にいるのか……」 石原宏高議員が「もしトラ」に言及
4月に国賓として訪米する岸田総理
飯田)他方、いまはバイデン政権ですが、4月に岸田総理が国賓として訪米します。ここでの議題も中国との向き合い方になりますか? 石原)訪問して、上院と下院のどちらかはわかりませんが、演説する予定だと言われています。中身についてはまだ情報が入っていません。 飯田)まだ2ヵ月ありますから、その辺りはこれから練り上げていくのでしょうか? 石原)そうですね。 秋田)国賓として上下両院で演説する貴重な機会ですので、いいメッセージを発信して欲しいですね。
施行時期が1~2年先になる見通しの「セキュリティ・クリアランス制度」
飯田)アメリカや中国との関係について、岸田総理の外交は「法の支配」を重視するという国際協調を中心に行われています。この方針は今後も変わらないのでしょうか? 石原)大きくは変わらないと思います。 飯田)産業界では「中国とビジネスを」という意見もありますが、安全保障面で考えると技術が取られてしまうのではないかなど、さまざまなことが言われています。今国会では「セキュリティ・クリアランス制度」を創設する法案が提出される予定です。この辺りの重要性をどうお考えでしょうか? 石原)「セキュリティ・クリアランス制度」は、相手国の政府から日本政府に伝わってきた情報で、それを民間に提供する場合にだけ掛かります。民間が独自に持っている最先端技術の情報は対象外です。新たな技術の情報交換によって法の秩序や、民主主義国家での新たな製品開発など、より発展に結びつく可能性があるので、ご理解いただきたいと思います。ただ、準備が少し掛かりそうです。まだ確定していませんが、施行時期は1~2年先になるのではないかと考えています。 飯田)戦闘機の共同開発などを進めるときは必要になりますよね? 石原)絶対に必要になると思います。いままでだと特定秘密保護法はありましたが、それより少しランクの低いコンフィデンシャルも生まれてきますから。