CLベスト4進出を決めたPSG、L・エンリケ「アラウホが退場していなくても私たちが勝っていた」「チャビは今後もバルサを指揮して」
PSGは16日にチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝2ndレグ、アウェーでのバルセロナ戦に臨み、4-1の勝利を果たした。2戦合計でも6-4と上回り、準決勝進出を果たしている。ルイス・エンリケ監督は試合後、自チームが勝利に値したことを強調した。 【ゴール動画】PSG、劇的展開でバルセロナに勝利! 12分にハフィーニャの先制を許したPSGだが、30分にはDFラインを突破したバルコラをアラウホが後ろから倒して一発退場となり、数的優位に立った。その後10人のバルセロナを攻め立てると、40分にデンベレ、54分にヴィトール・フェレイラ、61分と89分にエンバペと次々にゴールを決め、1stレグ2-3のビハインドから逆転でベスト4進出を決めている。 ルイス・エンリケ監督はスペイン『モビスタール・プルス』とのフラッシュインタビューおよび記者会見で、この一戦について次のように振り返った。 「私たちは素晴らしい形で試合をスタートさせた。点を決められるのは分かっていたよ。バルセロナはまったくゴールに近づいていなかったが、12分にヤマルの素晴らしいプレーから先制した。だが私たちは無傷のままで、逆転する意欲にあふれていたんだ。(アラウホのファウルは)退場に値する。チームは最後まで試合を支配し、結果にかかわらずファンは誇りを感じてくれていた」 「私たちが対戦したのは今季最高の時期にいるバルサだった。ボールを保持していても、保持していなくてもね。難しかったよ。パリではロングボールを中心に攻めてきた。今日は、退場がなくても、私たちが次戦進出を決めていたと思う」 「チャビ? 彼は理想的な監督だ。バルサを今後も指揮し続けることを望むよ」 チャビ・エルナンデス監督はアラウホを退場させた主審への怒りが収まらず、その後看板を蹴り倒して判定に抗議をして、退席処分を命じられた。加えて試合後には「(主審は)ひどかった。ゲームというものを分かっていない。彼に直接言ってやったよ」とも語っている。 その一方でルイス・エンリケ監督は、指導者は感情をコントロールして、審判への抗議は控えるべきと説いている。 「私は審判の役割を理解しようと試みている。判定をこちらで裁くようなことはしない。抗議については少しか、まったくしないよう心がけているんだよ。感情は簡単に高まってしまうからね」 「私は審判について言及しないようにしている。自分にコントロールできることだけに集中しているんだ。今日のような退場劇は試合の行方に左右してしまうが、私だったら自分のやり方を貫くよ。ほかの人々の姿勢も理解できるがね」