手がかり難で波乱懸念の日本株市場でも堅調期待の3銘柄
快晴が続いていた日本株相場だが、6月22日、23日の大幅続落で雲行きが怪しくなり始めている(イメージ写真:lukjonis/PIXTA)
6月23日の東京株式市場は、外国為替市場での円安ドル高進行を好感して、寄り付き直後に日経平均株価が一時、前日比200円を超える上昇場面があった。ただ、上昇相場を牽引してきた商社株が売られたことから、市場に「海外投資家が利益確定売りを出している」との見方が伝えられると、全般にリスクオフムードが高まる。後場は一時、同689円安まで下落する場面もあり、終値は同483円安の3万2781円と大幅に続落した。 来週(26~30日)も引き続き、高値圏で波乱の展開となりそうだ。今週末の続落で日経平均が合計800円近く反落したため、押し目買いも想定される。一方で、現在の水準からさらに買い上がる手がかり材料も不足していることから、上値は限定的となりそうだ。 来週の日経平均の想定レンジは3万2200~3万3300円とする。
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冨田 康夫