クリスマスツリーに木曽ヒノキの間伐材を飾り付け SDGsの大切さ伝える狙い 中部国際空港
中部国際空港(愛知県常滑市)の運営会社は9日、長野県木曽町のヒノキの間伐材などを使って飾り付けた高さ約6メートルのクリスマスツリー「山のツリー」を空港内に設置した。国連が提唱する持続可能な開発目標(SDGs)の大切さを伝えようという取り組み。海洋プラスチックごみを使った「海のツリー」とともに、12月25日まで飾る。 【写真】木曽地方のヒノキ林
空港は木曽川が流れ込む伊勢湾にある。運営会社は2022年、愛知県漁業協同組合連合会や木曽町と連携して同町で植林。その縁で町などから間伐材の提供を受けた。
山のツリーは、空港の複合商業施設「フライト・オブ・ドリームズ」の1階に設置。空港のイベント参加者や地元の小学生が間伐材で作った輪切りや星形の飾り約300個をつるしている。ツリーは午前10時~午後5時に見ることができ、ベンチも置かれ、記念撮影をする来場者の姿もあった。
同日の点灯セレモニーで、犬塚力社長は「海や山を守る人たち、地域の皆さん、空港スタッフらの思いが詰まっている。地球が抱える課題を知ってもらいたい」と話した。