イスラエル、ヒズボラ停戦承認巡り26日閣議 合意間近
[ベイルート/エルサレム 25日 ロイター] - イスラエルとイラン支援下にあるレバノンの武装組織ヒズボラの停戦を巡る合意が間近となった。 イスラエル高官によると、イスラエル内閣は26日に閣議を開き、ヒズボラとの停戦合意について検討する予定で、合意は数日中に締結される可能性がある。 レバノン側からも慎重ながら楽観的な見方が聞かれる。あるレバノン当局者は米政府から「数時間以内」に合意が発表される可能性があると伝えられたと述べたほか、エリアス・ボウ・サーブ国会副議長は25日、米国が提案した60日間の停戦の実施開始に「重大な障害は残っていない」と明らかにした。 サーブ氏によると、提案には60日以内にイスラエル軍がレバノン南部から撤退し、レバノン正規軍が国境地域に展開することが含まれる。 米ニュースサイトのアクシオスはこれより先、イスラエルとレバノンが停戦条件に合意したと報じた。イスラエル首相府からのコメントは得られていない。 イスラエル政府のデービッド・メンサー報道官は「合意に向けて動いているが、まだ解決すべき問題がいくつかある」と述べた。詳細は明らかにしなかった。 イスラエルのGLZラジオキャスターのXへの投稿によると、イスラエルの駐米大使マイケル・ヘルツォグ氏も「(停戦は)数日以内に実現する可能性がある。最後の詰めを行う必要があるだけだ」と語った。