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競泳のパリオリンピック™400m個人メドレー銀メダリストの松下知之（19、東洋大学）が2日、新年の初練習に臨んだ。所属する東洋大学のプールで朝8時から2時間、およそ7㎞ほどの距離を泳ぎこんだ。 年末は31日の午前中まで練習を行い、松下の休みは元日の1日のみ。「1月2日の朝から泳ぐのは人生で初めて。年末含め強化が良い感じで続いているので、気を抜かず頑張りたい」と年明け早々気を引き締めた。 元日の休みは地元の栃木で過ごした松下。初詣ではおみくじを引き大吉が出たそうだが、「大吉より書いてあることが好き。『何かを成し遂げようとする必要はない、己のままでいい』みたいな。それを2025年のモットーに」とわずか1日の休息でさえ、競技の糧とする姿勢を見せた。 練習の合間には、この日行われていた箱根駅伝の様子をチェック。「スポーツを見るのが好きで、箱根駅伝はすごく気になる」と松下。出場している同じ東洋大学の仲間へ「あの長い距離を走るのはすごい。怪我無く無事に完走してほしい」とエールを送った。 ■松下知之（まつした・ともゆき） 2005年8月1日生まれ、栃木県出身。東洋大学1年。 23年世界ジュニア選手権で優勝。24年3月のパリ五輪代表選考会で瀬戸大也を破り優勝し、代表入りを果たす。パリ五輪では初出場ながら400m個人メドレーで2位となり、日本競泳陣唯一のメダルを獲得した。