飴を料理に使うとどんないいことが?人気日本料理店「賛否両論」笠原将弘さんによる飴×和食レシピ
1品目:たたきごぼうとえのきの甘酢漬け
【材料】(2~3人分) ・ごぼう 100g(約1/2本) ・えのき 1パック(100g) ・鷹の爪 1本 ・黒ごま 少々 <A> ・水 200ml ・酢 150ml ・薄口醤油 小さじ2 ・塩カンロ飴 8個 【作り方】 (1)ごぼうは洗って鍋に入る長さに切る。鍋に水とごぼうを入れ沸騰してから約10分、竹串がスーッと通るくらいまで茹でる。火を止め、そのまま冷ましておく。 (2)えのきは根元を切り落とし、竹串やフォークで根元側をほぐす。 (3)鍋に<A>を入れ弱火にかけて飴を溶かす。鷹の爪を加え、えのきをさっと煮る。 (4)(1)をすりこぎ棒や包丁の腹で叩き、ひびを入れて4cmの長さに切り、(3)に加え冷めたら冷蔵庫で2時間ほど漬ける。 (5)器に盛り、黒ごまをふる。 塩カンロ飴の昆布の風味のおかげか、しっかりうま味があって、酸味もすっきりしていて、おいしい! 甘酢って、甘すぎたり酸っぱすぎたりしてうまく味が決まらないことが多い筆者ですが、これならできそうな気が。ごぼうとえのきの2つの歯ごたえが、食べていて楽しい1品でした。 冷蔵で1週間程度保存できるので、「おせち料理にもおすすめです!」とのこと。
2品目:鶏とレンコンとしめじの甘ダレがらめ
【材料】(2~3人分) ・鶏もも正肉 1枚(300g程度) ・しめじ 1パック(100g) ・レンコン 100g ・小ねぎ 適量 ・塩 少々 ・こしょう 少々 ・片栗粉 適量 ・サラダ油 適量 <A> ・水 150ml ・酒 大さじ2 ・醤油 大さじ2 ・カンロ飴 8個 <B> ・白すりごま 大さじ1 ・一味唐辛子 少々 【作り方】 (1)鶏肉は余分な脂、筋、骨を取り除き一口大に切り、塩・こしょうを揉み込んで少し置き、片栗粉を全体にまぶす。 (2)しめじは根元を取ってほぐし、レンコンは洗い皮を剥いて1cm厚さの半月切りにする。両方とも片栗粉を軽くまぶす。小ねぎは小口切りにする。 (3)フライパンに<A>を入れ、火にかけて飴を溶かす。 (4)別のフライパンに2cmほど油を入れて170℃に熱し、(1)を5~6分揚げて火を通す。レンコンは2~3分、しめじは1~2分ほど揚げる。 (5)(3)に<B>を入れて(4)を弱火で煮絡める。 (6)器に盛り、小ねぎを散らす。 こちらも調味料は飴以外は酒と醤油のみと超シンプル。なのにこの照り、コクと深みのある味わい! レシピを見て思わず「えええ~」と驚きの声を上げてしまいました。 片栗粉をまぶして揚げることでボリュームが出て、タレがよく絡みます。甘じょっぱい味はお酒にもご飯にも合うから、家族みんなで取り合いになりそう! 甘味はしっかりありますが、後味はくどくなく、どんどん食べられるお味。 「鶏もも肉はむね肉に替えても、きのこも別の種類のものにしても。いろいろとアレンジできますよ。冷めてもおいしいのでお弁当にもおすすめです!」