ウミガメ「タイマイ」 鳥取の海岸で保護 泳げるまでに回復…県の博物館へ
鳥取市の海岸に漂着し、保護された1匹のウミガメ「タイマイ」。暖かい海に住むタイマイが、なぜ冬の日本海で保護されたのだろうか。 【画像】暖かい海に生息する「タイマイ」 なぜ冬の日本海で保護された?
■泳げるまでに体力回復
甲羅全体が藻に覆われ、ゆったりと動く1匹のウミガメ。 23日、鳥取市・伏野海岸に漂着しているのを住人が発見。当時、とても弱っていて近くの水族館に保護された。 「タイマイ」という種類のウミガメで、甲羅の長さはおよそ45センチ。 とっとり賀露かにっこ館 尾崎誠子飼育専門員 「体がすごく冷え切っていたので、海水につけて体を温めたりとか、そういう処置をしました」 甲羅がべっこう細工の原料として利用されてきたタイマイ。現在は生息数が減少し、絶滅危惧種に指定されている。本来は、熱帯や亜熱帯の海域で生息していて、甲羅の長さは60センチほどまで成長するという。 一体なぜ、冬の日本海に漂着したのだろうか…? 尾崎飼育専門員 「おそらく暖流に乗っていたものが暖流から外れてしまって、さまよったと見受けられる」 泳げるまでに回復したウミガメは、より保護に適した県の博物館に移されることになった。 今後さらに回復すれば博物館で公開され、さらに海水が温かくなる夏前に大海原へ返す予定だという。 (「大下容子ワイド!スクランブル」2024年12月27日放送分より)
テレビ朝日