FIFAから警告受けた韓国サッカー協会をKリーグ重鎮が批判「独善的で一人で運営」
国際サッカー連盟(FIFA)から警告を受けている韓国サッカー協会(KFA)に対して、Kリーグの重鎮からも批判の声が上がっている。 韓国サッカー界では、韓国代表の洪明甫監督の選考過程で違反があったとして大騒動に発展。韓国政府のもとにある行政機関「文化体育観光部」が調査に乗り出し、尹錫悦大統領まで「真相を明らかにし、現場の誤った慣行を正すことができる確実な改善案を用意せよ」と異例の通達を行った。 こうした韓国政府の動きが、国際サッカー連盟(FIFA)が定める規則の第14条「第三者の干渉を受けてはならない」、第15条「いかなる政治的干渉からも独立しなければならない」などに抵触するとして、FIFAはKFAに対して警告を正式に発する異常事態となった。 これまで同様のケースではW杯予選の出場禁止処分が下されたこともあり、韓国代表が参加中の北中米W杯アジア最終予選を突破した場合には、本大会の出場権が〝はく奪〟される可能性も指摘されており、波紋が広がっている。 そうした中で、同国メディア「ウィキツリー」はKFAへの風当たりが強くなっている様子を報道。「独善的で一人で運営するサッカー協会…チョン・モンギュ会長がまた〝狙撃〟された」と題して非難の的になっていると強調した。 「Kリーグの大田ハナシチズン元理事長がチョン・モンギュ韓国サッカー協会長体制を批判した」と指摘し、ホ・ジョン元理事長のYTNラジオニュースFMによる電話インタビューの様子を伝えた。 「サッカー協会が生まれ変わらなければならないことを知りながら、誰も(会長選に)出ていない。独善的で一人で運営するサッカー協会ではなく、規制とシステムを正直かつ透明に、公正なサッカー協会運営を通じて、このような危機を克服し、韓国サッカーの地位を取り戻そうというその意味でサッカー協会会長選に出馬した」と明らかにした。 危機的状況にある韓国サッカー界。FIFAからの警告を受ける窮地で、体制刷新となるのか。
東スポWEB