八戸にローストビーフ丼を提供する「ロースト」 コーヒーはサイホンで抽出
「カフェ&バル ロースト」が12月11日、八戸ポータルミュージアムはっち(八戸市三日町)にオープンした。(八戸経済新聞) 【写真】サイホンで入れる自家焙煎珈琲 中心街ににぎわいを創出しようと飲食店「ミライザカ八戸三日町店」(同)やパン店「小麦の奴隷八戸店」(六日町)を経営する中村望裕斗(みゅうと)さんが、メニューやコンセプトを一から考案して出店。新店の構想中にタイミングよく同施設に空き店舗があることを知り、すぐに開業を決断したという。店名の「ロースト」は、ローストビーフの「ロースト」とコーヒー豆を焙煎(ばいせん)する「ロースト」をかけて名付けた。店舗面積は約20坪。座席は35席。カウンター席と2~4人用のテーブル席を用意する。 11時~15時のランチタイムの看板メニューはブランド牛「八戸毬姫(まりひめ)牛」を使ったローストビーフ丼(1,419円)。赤ワインソースとブルーチーズソースをかける「ダブルソース」で提供する。「肉にチーズソースを付けて食べるのが好きで、シェフに提案した」と中村さん。ローストビーフ、サラダ、ドリンクをセットにした「ロカボプレート」(759円)も用意するほか、小麦の奴隷が製造したパンの販売も行う。 4種類のコーヒー豆を使う「自家焙煎珈琲」(378円)は、注文を受けてから豆をひき、サイホンで抽出する。「高い温度で抽出することで豆の苦みと香りが強くなり、来店客に提供した後、温度が低くなるにつれてフルーティーな酸味が感じられるようになる」(中村さん)という。 9時~11時には、小麦の奴隷が製造したパンを使うトースト、サラダ、ドリンクをセットにした「モーニングセット」(550円)を、15時以降のディナータイムにはローストビーフの単品のほか、酒、つまみ、フードなどを、それぞれ提供する。クラフトビールは30種類以上を用意し、1カ月ほどで銘柄を入れ替えていく。 中村さんは「三日町を中心街の顔として明るくにぎやかにしたい。気軽に立ち寄ってほしい」と呼びかける。 営業時間は9時~21時。火曜定休。ローストビーフを使わないメニューはテイクアウトにも対応する。
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