難民受け入れ多数、イスラエルとも外交関係 独自の存在感を放つ中東の国・ヨルダン
ヨルダンでは、他国から逃れてきた人々の8割以上が難民キャンプ以外の都市部などで生活しています。UNHCRの2017年統計によると人口に占める難民の割合は14人に1人で、レバノン(6人に1人)に次いで世界第2位となっています。
中東と言えば「石油」が連想されがちですが、ヨルダンは非産油国。観光業や、海外の出稼ぎからの送金などが主な収入源となっています。 映画「インディ・ジョーンズ/最後の聖戦」の撮影の舞台となったペトラ遺跡や、「アラビアのロレンス」のロケ地となったワディ・ラム砂漠などがよく知られています。昨年公開されて日本でも話題となった実写版「アラジン」も、このワディ・ラムで撮影されました。 (取材・文:村松まどか)