銀行から「振替の未済がある」とのメールが届いたのですが、支払先に心当たりがありません。この場合どうしたらよいのでしょうか?
銀行から「振替の未済がある」とメッセージが届いた経験はありませんか?振替という言葉が文中にあるにもかかわらず、メールに記載された支払いに心当たりがないケースには注意が必要です。 本記事では、未済に関するメールが届いたとき、どのような可能性があるかを紹介するとともに、フィッシング詐欺の対策方法を紹介します。 ▼町内会費の支払いを拒否したら「今後ゴミを捨てるな」と言われた! 本当に従う必要はあるの?
振替の未済とは
銀行のインターネットバンキングを利用していると、口座に関する連絡をメールで受け取るケースがあります。公共料金やクレジットなどの口座振替が完了できなかった場合、振替の未済に関する連絡がメールで届くのです。しかし、未済の心当たりがない場合は、架空請求のおそれがあります。
心当たりがない振替の未済は架空請求詐欺を疑おう
銀行やインターネットサイトの事業者を名乗る人物から未納料金や未済料金が生じている内容でメールが届くことがあります。実際には支払いは発生しておらず、使用していない料金を請求する詐欺の可能性があるため注意が必要です。心当たりがない場合は、すぐに支払いを行わないようにしましょう。 SMSやメール、はがきなどで受け取った電話番号に連絡すると「支払いをしなければ裁判をおこす」「今日中に支払えばあとから返金が行われる」など、支払いを急がせるような言葉を伝えてきますが、落ち着いて本当に支払いが滞っているのか確認することが大切です。 ■フィッシング詐欺とは フィッシング詐欺とは、有名な企業やサービスの名を語って、メールやSMSでメッセージを送り、偽物のWebサイトに誘導しIDやパスワード、クレジット番号などの情報を盗み取る犯罪行為を指します。また、似た手口の詐欺にスミッシングがあります。 スミッシングは、フィッシング詐欺の中でも、SMSを使った詐欺に使われる言葉です。フィッシング詐欺やスミッシングは、公式サイトに似せたWebサイトを用意しており、うっかり個人情報を入力してしまうと、情報を抜き取られてしまうおそれがあるため注意しましょう。