李駐日代表、日本の国会議員と意見交換 台湾の国際参加支持を呼びかけ
(東京中央社)李逸洋(りいつよう)台北駐日経済文化代表処代表(大使に相当)は9日、東京都港区の同代表処(大使館に相当)で、超党派議員連盟、日華議員懇談会(日華懇)所属の国会議員を招待して意見交換を行った。日華懇の長きにわたる台日関係への貢献や、4月の東部沖地震に対する日華懇と日本政府の支援などに感謝の意を表した上で、台湾の国際機関への有意義な参加を支持するよう呼びかけた。 李氏は日華懇メンバーとの意見交換で日本語であいさつし、11月にあった野球の国際大会「プレミア12」で台湾が「チャイニーズタイペイ」名義での参加を余儀なくされたことに言及。中国は、1971年の国連総会で採択された国連における中国の代表権を巡る「アルバニア決議」を拡大解釈して国際社会で台湾を抑圧しようとしているとした上で、実際には同決議は台湾に言及していないと指摘し、台湾と中国は互いに隷属していないと訴えた。 日華懇から参加したのは、会長の古屋圭司衆院議員(自民党)や顧問の山東昭子元参院議長(自民党)、副会長の石井章参院議員(日本維新の会)、副幹事長の有村治子参院議員(自民党)、事務局長の木原稔衆院議員(自民党)、源馬謙太郎衆院議員(立憲民主党)、河野義博参院議員(公明党)、田中健衆院議員(国民民主党)、梅村みずほ参院議員(日本維新の会)。 (楊明珠/編集:田中宏樹)