通天閣 もずやんと「節分福豆配り」コロナ配慮し豆まきは見送り
通天閣 もずやんと「節分福豆配り」コロナ配慮し豆まきは見送り
大阪を代表する観光スポットで国の登録有形文化財の「通天閣」で1日、節分福豆配りが行われた。 【動画】通天閣「もずやん」と1800袋の福豆配り 高井社長「大阪・関西万博に向けてますます盛り上がれる年に」
今年で67回目「大阪府民・大阪市民の繁栄と幸福を祈願」
通天閣では「大阪府民・大阪市民の繁栄と幸福を祈願する」という思いのもと、毎年2月1日に「通天閣の節分豆まき」を開催しており今年で67回目。大阪では「ひと足早い豆まき」として親しまれている。 一昨年、昨年に続き、今年も新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から正面玄関前で多くの人を集めて年男の芸能人らのゲストが豆まきをするスタイルをやめ、通天閣の関係者がテーブルの上に福豆を置いて渡す「非接触」の福豆配りを開催した。
大阪府広報担当副知事「もずやん」がゲストとして登場
今回は大阪府広報担当副知事「もずやん」がゲストとして登場。通天閣観光の社員らが手作業で袋詰めしたという約1800袋の福豆が用意されたが、多くの人が感染対策をしたうえで列をなし、約20分後にはすべての袋がなくなるほどの盛況ぶりだった。
吉村知事からライトアップ事業に対して「ありがとう」という言葉もいただいた
今回の福豆配りについて、通天閣観光の高井隆光社長は「たくさんの方が例年変わらず来てくださっているのでやってきてよかったなと思っています」と笑顔をみせる。 また「昨日(1月31日)から大阪モデルも黄信号に変わり、吉村知事から『大阪モデルでのライトアップ事業に対してありがとう』というお言葉もいただいたので、これで本当にコロナ前の平常の社会に戻っていくかなという感じで思っています。今年の9月にライトアップの改修工事が完了し、再点灯の用意もしているので、2025年大阪・関西万博に向けてますます盛り上がれる年になるかなと思います」とも話していた。
タワースライダーは一日500人の利用者、平日でも30分待ち
通天閣では今年に入ってからも日々の入場者数が4千人を超えるなどしており、昨年5月に通天閣内に開業した全長60メートルの滑り台「タワースライダー」も一日平均、500人の利用者が訪れ、休日には最高60分待ち。平日でも30分待ちの状態になっている。 高井社長は「このごろは特に海外からのお客さんも来てくださって、絶叫が響き渡っておりますので、タワースライダーとともにますます盛り上げていきたいと思います」と笑顔で話していた。