「大谷は打ち損じた打球でも飛ばすから危険なんだ」Wソックス指揮官がバットの先だった115m24号先頭打者アーチに絶句…被弾の右腕は「ただ不運だった」と“嘆き節”
フリーマンは、死球で左手を骨折して長期離脱となったムーキー・ベッツに代わって1番打者の仕事をまっとうしている大谷に対して、「時々は、一歩下がってみて、このような選手がいることに感謝しなければならない」と続けた。 痛い目にあったホワイトソックス側から聞こえてきたのは嘆き節だ。 地元紙「シカゴトリュビューン」によると、大谷に24号ソロ、決勝タイムリーを許した先発右腕のクリス・フレクセンは、こう振り返ったという。 「大谷に許した本塁打は、失投だった。だが、彼の打球は(打球速度)93マイル(約149.7キロ)だった。めったにフェンスを越えるようなものではなく、ただ不運だった」 24号の飛距離は376フィート(115メートル)。全30球場中21球場では本塁打になっていない飛距離だったというから、フレクセンが「不運」と嘆くのも無理はない。 同紙によると、大谷はエンゼルス時代も含めて、ホワイトソックス戦に37試合出場してこれが17本目の本塁打だったという。 2023年からホワイトソックスの指揮を執るペドロ・グリフォル監督も、大谷の一打に脱帽だった。 「大谷に対してのゲームマネジメントはうまくいっている。ただ、彼は打ち損じた打球でも(ああやって)飛ばすからとてつもなく危険なんだ。だから彼の名前には、印をつけ、(好きなように)やらせないようにしなければならない。しかしドジャースは彼の後にも優れた打者が何人かいる」 バットの先で打ち損じた打球がオーバーフェンスするのだから、より大谷への警戒を深めなければならないが、2番にウィル・スミス、3番にフリーマンと強打者が続くだけに、大谷一人に気を使ってもいられない。 21勝60敗でア・リーグ中地区の最下位を独走するホワイトソックスは、日本時間の今日27日に、もう1試合、大谷が率いる最強ドジャースを相手にしなければならない。
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