オール北海道ワインの実現へ「最後のピース」道産ミズナラで“洋酒樽”づくりに挑む19歳の学生 JALとの協業に向け始動
■いよいよ迎える初めての樽詰め
小島さんが製作した「MICHITAL」は、北海道長沼町のワイナリーで、12月20日に初めて樽詰めされます。 ・北海道大学農学部2年 小島颯太さん(19) 「まだ僕は19歳でお酒飲んだことがありません。20歳になったときの初ワインは、自分で作った樽に浸かったワインかなと思っています」 ビジネスコンテストでグランプリを獲得した副賞として贈られたのは、アメリカのシリコンバレーを視察する権利。 小島さんは2025年春、日本航空と共に現地を視察し、今後の“洋酒樽”ビジネスに弾みをつけたいとしています。 ・北海道大学農学部2年 小島颯太さん(19) 「僕たちの樽の一番の強みは、デジタル化させていくことです。テクノロジーを使って、新しい樽の作り方、職人不足を解消するとともに、樽を職人の手による工芸品から工業製品にしていくのがミッション。どんなマインドでモノづくりに携わっているのか、シリコンバレーで勉強できたらいい」 樽を見つめる19歳のまなざしに、北海道の新しい産業文化が写っています。