春高バレー 八王子実践が旭川志峯にストレート勝ち 市川悠乃主将「守備も攻撃もチームとしてまとまりを出して戦っていきたい」
「ジャパネット杯 春の高校バレー」第77回全日本バレーボール高等学校選手権大会第1日(5日、東京体育館)男女の1回戦が行われ、女子で10年連続出場の八王子実践(東京第2)が、旭川志峯(北海道)に25ー20、25ー22でストレート勝ちした。主将の市川悠乃(3年)は「初戦を1つ勝ててホッとした。やっぱり初戦の硬さは、自分たちが想像している以上にあった。崩れることはなかったと思うが、まとまりがなくなった。あたふたした部分が多かったので、明日は守備も攻撃もチームとしてまとまりを出して戦っていきたい」と振り返った。 2012年まで指揮を執り、旧・春の高校バレー(全国高校選抜優勝大会)と高校総体で計10度の優勝に導いた名将・菊間崇祠さんが昨年12月に死去。後任としてチームを率いてきた貫井直輝監督は、「この舞台を菊間先生はすごく大事にしていたし、大好きな舞台だったと思う。今の生徒は接点はほとんどないけれども、この八王子実践というチームを作ってくれた方。きょうも体育館のどこかで見てくれるんじゃないかな。どこかで必ず見ていて、多分『だらしない試合してんな』って言ってたんじゃないかなと思う」と笑いながら語った。 6日の2回戦は大阪国際(大阪)と対戦。昨年7月の高校総体の準々決勝でストレート負けしており、リベンジを目指す一戦となる。市川主将は「インターハイでの負けから、自分たちはまた強くなれたと思っている。ここでリベンジできる機会があるのは、本当にうれしいこと。自分たちがここまでやってきた努力を見せる場になる」と闘志を燃やした。