新監督就任でタイトル獲得のミラン、テオが明かす「フォンセカ解任は僕らのせいでもある」
ミランのフランス代表DFテオ・エルナンデスが6日のスーペルコッパ・イタリアーナ決勝のインテル戦終了後、イタリアメディア『メディアセット』のインタビューでパウロ・フォンセカ解任などを振り返った。 フォンセカ新体制でスタートした今シーズンは、精彩を欠くプレーが目立ったほか、ミランにふさわしからぬ振る舞いを指摘されるなどして、スタメンから外れて物議を醸したテオ。だが、昨年末にフォンセカが解任され、指揮官がセルジオ・コンセイソンに交代して迎えた新年、スーペルコッパ決勝のミラノダービーで1ゴール1アシストの活躍をし、3-2の逆転勝利でのタイトル獲得に貢献した。 テオは心境を明かし、「コンセイソンの下での時間は少なかったが、有効活用できた。非常に素晴らしい試合だった。これまで僕にとって難しい時期を過ごしたが、いまは元に戻りつつある。まだ100%の状態ではないが、今日のようにチームに貢献できるはずだ」と語り、今後に自信を見せた。 また、フォンセカ解任についても触れ、「フォンセカがチームを去ったのは、彼のだけのせいではない。僕らのせいでもある。彼にとって最善を願っている」と説明し、選手側にも何らかの責任があったことを示唆した。 イタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』は6日、そんなミランの状況について「フォンセカは理論上、正しかった」と指摘。「テオと(ラファエウ)レオンは、パルマ戦などにおいて、最悪のアプローチで臨んでいた。内なる炎がなく、脱力して、やる気がないように見えていた」と主張した。だがより厳格なコンセイソンが指揮官に就任したことで「(スーペルコッパの舞台)リヤドでの2人は、スクデット獲得の時のようにやる気が見えた。かつての原則が復活し、かつてのシーンが再び見えた」と分析している。