明日発表!元阪神バース、横浜DeNAラミレス監督は野球殿堂入りできるのか?
日本の野球殿堂入りの発表、通知式が明日15日、東京ドームに併設されている野球殿堂博物館で行われる。引退後5年~15年までが選考対象となるプレーヤー表彰と、監督、コーチ引退後、6か月以上、引退後21年以降のエキスパート表彰に分かれていて、すでに33人の候補者(プレーヤー18人、エキスパート15人)が発表されている。それぞれ野球記者、殿堂メンバー&野球記者の連名投票方式により選考され、有効投票数の75%以上を得票した候補者が殿堂入りを果たすことになっている。 昨年度は、プレーヤー表彰で松井秀喜氏(44)、金本知憲氏(50)の2人、エキスパート表彰で原辰徳氏(60)、そしてアマチュア野球界からは故・瀧正男氏が特別表彰で殿堂入りしたが、今年度の注目は、2人の外国人候補者の行方だ。 プレーヤー部門に初ノミネートされた横浜DeNAのアレックス・ラミレス監督(44)と、エキスパート部門で7年目の候補者となっている元阪神のランディ・バース氏(64)の2人。 実は過去に殿堂入りした外国人選手は、1960年選出の元巨人のヴィクトル・スタルヒン氏、1994年選出の元中日などで活躍した与那嶺要氏の2人しかいない。だが、この2人は正確には“助っ人”と呼ばれる外国人選手とは違う。プロ野球初の300勝投手となったスタルヒン氏は、ロシアから亡命、無国籍で小学校から日本の学校に通っていたし、“ウォーリー”の愛称で親しまれた与那嶺氏は日系2世。事実上の純然たる外国人選手は、まだ誰一人として殿堂入りを果たせていないのだ。 だが、今回、この2人には閉ざされていた“外国人の壁”を打ち破る可能性がある。 1959年に創設された日本の野球殿堂とは「日本の野球の発展に大きな貢献をした方々の功績を永久に讃え、顕彰するためのもの」とされている。これらは、あくまでも定義であり、明確なガイドラインはないが、プレーヤー表彰では、“暗黙のガイドライン”として、野手ならば2000本安打、500本塁打がひとつの目安とされている。