「フランス国民の怒りを…」 因縁の対決、アルゼンチン対フランスが準々決勝で実現!「緊張した雰囲気が予想される」【パリ五輪】
サッカーU-23アルゼンチン代表は、パリ五輪(パリオリンピック)2024の準々決勝で開催国のU-23フランス代表と対戦する。この一戦を前に、アルゼンチンメディア『EL LITORAL』は現地時間7月31日、エンソ・フェルナンデスの問題を引き合いに出し、緊張感の高い試合になると予想している。 ハビエル・マスチェラーノ監督が率いるアルゼンチン代表は、物議を醸したグループリーグ初戦のモロッコ代表に敗れたものの、イラク代表とウクライナ代表から勝利を収め、モロッコに次ぐ2位で決勝トーナメント進出を決めた。一方のティエリ・アンリ監督率いるフランス代表は、無傷の3連勝でグループリーグを突破。日本と同じく3戦連続無失点でグループ首位で準々決勝進出を果たしている。 【グループリーグ順位表】パリ五輪 男子サッカー 同メディアは、「この試合への期待は高く、両チームの最近の歴史を振り返ると、準決勝進出以上のものが懸かる緊張した雰囲気が予想される」と報じた。その理由のひとつとして、「フランス国民の怒りを爆発させたエンソ・フェルナンデスが公開したライブビデオをめぐる論争」を強調して伝えている。 エンソは、今夏に開催されたコパアメリカ2024決勝後に、バスの中で祝杯ムードを楽しむアルゼンチン代表の複数の選手が、フランスに対して人種差別的なチャントを歌い、その様子を自身のSNSで配信した。エンソはその後に謝罪したが、重く受け止めたフランスサッカー連盟(FFF)は、すでに国際サッカー連盟(FIFA)に法的処置を申し立てる声明を発表する事態となっている。そうした状況の中、平和の祭典であるオリンピックの舞台で両国が対戦することになったが、激しい試合になるのは間違いないだろう。注目の一戦は、日本時間の8月3日の4時から行われる。
フットボールチャンネル編集部