《エッフェルトー横》がブームに?フランスで日本の「トー横」文化が人気となった理由
グリ下、ドン横に続いて「エフェ横」
フランス人が、「トー横」界隈に憧れて、「エフェ横」界隈と名乗り出している。 ここ最近、そんな怪情報がSNS上を駆け巡っている。 【写真】「地雷系」ファッションに身を包み、エッフェル塔横で踊るフランス女子たち… 東京・歌舞伎町、新宿東宝ビルの横だから「トー横」。夜の街をさまよう若者たちがたむろする場所として定着したこの言葉、今では大阪「グリ下(道頓堀グリコサインの下)」、名古屋「ドン横(栄ドン・キホーテの横)」という形で、全国にその派生形が広がっている。 そんな中、今度は海外、しかも華の都と称される、フランス・パリで同じような現象が起きているという。フランス在住のライターはこう語る。 「彼女たちはトー横界隈と同様、『Jirai Kei(地雷系)』と呼ばれるファッションをして、写真やダンスを撮り合っています。たむろしている場所が、エッフェル塔の横、ということで、彼女たち自ら『エフェ横』と名付け、発信しているようです」
治安は意外に悪くない?
気がかりなのは、エフェ横の発生による治安の悪化だ。 本場・トー横にしても、ここ1週間ほどの間にも、“トー横の帝王”を名乗る男子大学生が性的暴行容疑で逮捕されたり、トー横で声をかけた女性から現金を奪い、性的暴行をした61歳理容師が逮捕されるなど、事件が立て続けに起きている。 だが、前出のライターは、治安の悪化については否定している。 「今のところ、彼女たちはあくまで、日本のトー横を、文化やファッションとして楽しんでいるだけに過ぎないと思います。界隈を形成しているのも女性だけですし、“エフェ横の女王”みたいな人物が出てくる可能性もなくはないですが(笑)。 また、動画を見ると、視聴者からの質問コメントに対して『私たちはストゼロではなく、スプライトを飲んでいるわ』と語っています。トー横とは、だいぶ違った雰囲気なのでしょう」 では、なぜ日本の「トー横」文化が、フランスの若者に人気を集めているのか。その理由は、「地雷系」と呼ばれるファッションを受容する土壌が、すでにフランスにあったからだ。