《エッフェルトー横》がブームに?フランスで日本の「トー横」文化が人気となった理由
邦画『下妻物語』が背景に
「地雷系ファッションの特徴として、フリルやレース、黒系統やくすみカラーのアイテム、ツインテ―ルの髪型などが挙げられます。そのルーツは諸説ありますが、一つにロリィタファッションがあります。フランスでは2000年代頃から、10~20代の間で日本のロリィタファッションが流入してきました。 特に'06年頃には、ロリィタ少女を主人公とした邦画『下妻物語』が、『Kamikaze Girls(カミカゼ・ガールズ)』として約100館という異例の規模で上映された影響が大きかった。その結果、ロリィタファッションがフランスでも定着。そして今、派生として地雷系ファッションも受け入れられていると考えられます。 ちなみに地雷系女子たちのマスコット的存在といえば、サンリオの『クロミ』ちゃんでしょう。可愛くて、ちょっと意地悪な小悪魔的なキャラクターで彼女たちから愛されていますが、フランスでも人気の兆しを見せています。 毎年開催されるサンリオキャラクター大賞において、フランスのランキングでは、'22年までランク外だったにもかかわらず、'23年に4位、今年は3位と着実に順位を上げています。この『クロミ』ちゃん人気もの高まりも、トー横文化の広がりを示すものと言えるかもしれません」(前出ライター) 間もなく開催されるパリ五輪。中継で「エフェ横」女子が映る様子が見られるかもしれない。
マネー現代編集部