【動画解説】太平洋側は乾燥晴天 日本海側は積雪の急増に注意
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太平洋側は広く晴天続きで、空気がカラカラに乾いています。火災が起こりやすい気象条件となっているため、火の元の管理に十分注意してください。日本海側では雪や雨が続くでしょう。北日本を中心にまとまった雪となる日もあるため、なだれや除雪作業中の事故などに注意が必要です。
今年も残すところあと2週間です。東京都内ではサザンカが見ごろを迎え、冬の景観に彩りを添えています。12月に入ってから寒さが増して一気に冬らしくなった関東ですが、空気の乾燥が続いています。
東京の今月(12月)の天気は、1日(日)~きのう16日(月)までほとんどの日が日照時間5時間以上を観測し、よく晴れました。きょう17日(火)まで11日連続で乾燥注意報が発表されていて、空気がカラカラに乾いています。さらに来週にかけても晴れる日が多いため、引き続き空気が乾燥しやすいでしょう。
関東以外でも、太平洋側では広い範囲で晴れる日が多くなる見込みです。21日(土)は雨が降りますが、多少空気を潤す程度でしょう。全般的には空気が乾燥しやすいため、火の取り扱いに十分注意してください。乾燥による肌荒れやインフルエンザなど感染症への対策も必要です。ただ、空気中の水蒸気が少なくなると、空気の透明度が増してイルミネーションが一層光り輝くようになります。24日(火)~25日(水)は、クリスマスイルミネーション日和となるでしょう。
一方で日本海側では雪や雨となるでしょう。大陸からの強い寒気の影響を断続的に受けるため、22日(日)ごろと年末は北日本を中心に雪の降り方が強まるでしょう。帰省に影響が出る恐れがあるため、交通情報をこまめに確認するようにしてください。また、除雪作業は必ず2人以上で行い、山地ではなだれにも注意が必要です。 (気象予報士・仁木清加)