サブカル聖地に見参! コスプレ武器販売、高砂「タクミアーマリー」 東京・アキバに初出店
兵庫県高砂市のプラスチック加工会社によるブランド「タクミアーマリー」が、アニメなどサブカルチャーの聖地、東京・秋葉原に初進出した。町工場「匠工芸」(高砂市荒井町)が、アニメやゲームのアイテムに登場するような空想の武器(ファンタジー武器)を製作・販売。東京・渋谷や横浜でも人気を博し、今回はサブカルショップの集結した「AKIBAカルチャーズZONE(ゾーン)」(東京都千代田区外神田1)に来年1月5日まで出店する。(増井哲夫) 【写真】黒騎士と決闘するアトラクション。秋葉原でも体験できる 同ブランドは匠工芸社長の折井匠さん(46)が「ワクワクさせるものづくりがしたい」と2015年に立ち上げた。 22年12月~23年1月に横浜ビブレ(横浜市)に出店し、セットでファンタジー武器を手に記念撮影できることから話題を呼んだ。その後も渋谷駅前「MAGNET by SHIBUYA(マグネット・バイ・シブヤ)109」、表参道のラフォーレ原宿=いずれも東京都渋谷区=などにもお目見え。24年4月には百貨店としては初めて大丸梅田店(大阪市北区)にも期間限定ショップを出した。 今回のアキバカルチャーズゾーンは、地下1階にアイドルや声優のライブを展開する劇場を備え、1~6階にはアニメやアイドル関連のグッズ店、メイドカフェなどがある。 タクミアーマリーは4階の約200平方メートルに出店。特殊な加工機械で精巧に作り込まれた剣など150以上のアイテムが並び、撮影ポイントもある。今回は、高砂市の工場内にある体験型ゲームアトラクション「テイル・フロム・エファンゲーリウム」を特設。幅約3メートル、高さ2・4メートルの巨大スクリーンでゴーグルなどを使わず「黒騎士」と剣による対戦を楽しめる。 「新たな冒険の世界を楽しんでほしい」とアキバカルチャーズゾーンの運営会社。折井さんは「念願のアキバでタクミの世界観を発信したい。ここにしかないワクワクを感じてもらえたら」と意気込む。 JR秋葉原駅電気街口から徒歩4分。午前11時~午後8時半(店により異なる)。詳しくはアキバカルチャーズゾーンのホームページで。