【日本人の幸福度は最下位…】イェール大学が教える「幸せを得るための科学的な方法」とは
2022年コロナ禍の時に、イェール大学の「Science of Well-being」をオンラインで受講しました。 【写真】幸福感の高い人の共通点 幸せを感じられる11の習慣 アーユルヴェーダを勉強している身としては、結構わかっているつもりではいましたが、やはり目から鱗な点も多くあり、今回はそれをなるべくコンパクトにまとめてお伝えしたいと思います。
なぜ幸福を得るための方法を知るべきなのか?
私たちはなぜだか、どんどん不幸になっているようです。 20年前と比べて400倍のうつ病薬が世界中で投薬されているそう。 2023年度の日本人の幸福度も47位と若干上昇しましたが、G7では相変わらず最下位です。そんなのって全然クールじゃない。 ソニア・リュボミルスキーの文献によると、その人の幸福度を決定づける要因の割合は50%が遺伝子、10%が生活環境、そして40%はその人の思考や行動に起因するそう。 遺伝子は変えられなくでも、生活環境と思考・行動はすぐに変えられますよね。 今回は、まずは「いままで誤解してきたことを頭で理解する」ことから始めてみましょう。
1. 幸福を得るために理解すること
「幸せになる」と思い込んでいることを排除する 良い成績を残し、偏差値の高い大学に進学すること。 大企業に勤め、高給取りになること。 結婚し、自分の家庭を築くこと。 私たちのなかで幸せへの道、と当たり前に信じられてきたことを、いったん立ち止まって本当に必要なことなのかどうか考えてみましょう。 それらを得ないことよりも、“得ないという立場になること”のストレスの方が大きくないですか? こういった肩書きが数個しかない、または全部がなかったとしても、あなたという人間の価値は損なわれることがない、と強く信じる勇気を持ちましょう。 夜は温かな布団があり、熱いシャワーに冷蔵庫やスマホなど、豊かな住まいや家電に囲まれた私たちは充分満たされていて、事実2015年のアメリカでは年収75,000ドル以上になると幸福度が下がるという統計があります。 「素敵な恋人ができたら」、「整形して綺麗になったら」、「ダイエットに成功したら」、「みんなが欲しがる車を手に入れたら」、幸せになれると思い込むのも危険です。 統計から見ると、それらを叶えた人と叶えていない人の幸福度は変わりません。場合によっては下がるケースもあります。 ないものを見るよりも、あるものに目を向けてみましょう。